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東洋新薬 東京大学との共同研究で「大麦若葉末」の腸内細菌叢の改善作用を確認

東洋新薬(03-5501-7788【広報】、福岡県福岡市【本社】)は、東京大学との共同研究により、大麦若葉末の摂取による腸内細菌叢の改善作用を確認。日本農芸化学会2018 年度大会で発表した。

同社は2016 年10 月に東京大学と連携協定を締結。健康食品、化粧品等の新規素材開発及び製剤技術開発とその実用化に向けた共同研究を推進しており、同研究成果はその取り組みの一環となる。

今回、大麦若葉末摂取による腸内細菌叢の改善作用について、健常成人女性28 名を対象にヒト試験を実施。それぞれ大麦若葉末を含む食品と含まない食品を8週間継続して摂取してもらった後、対象者の便を採取し、次世代シークエンサーを用いて腸内細菌叢の同定を行った。その結果、大麦若葉末を摂取した被験者は非摂取の被験者と比較して腸内細菌叢の変動において、いわゆる善玉菌とされる菌の増加傾向及びいわゆる悪玉菌とされる菌の有意な減少、または減少傾向が認められた。

大麦若葉末は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した機能性食品素材で、食物繊維を豊富に含み便通改善作用などで知られ、青汁などの原料として用いられる。

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