~活発な動きの強化用途と手堅い需要の物性改良用途~
食物繊維の摂取不足が続いている。摂取目標とされている量に到達するには程遠い状況だ。
しかし、世の中の意識は徐々に変わりつつあるようだ。『食物繊維は便秘解消に必要』という偏った情報から、便秘解消を含め血糖値改善や肥満防止など生活習慣病の改善効果あるいは美肌効果まで、食物繊維を摂取するメリットが広く知れ渡ってきた。
食物繊維の機能性の認知向上には、食物繊維が関与成分となっている多くのトクホ製品の上市、あるいは2005年に設立された「ファイバーアカデミア」、「食物繊維プロジェクト」などにより積極的アピールが行われてきたことが背景にある。
本稿では、議論されている食物繊維の定義を巡っての動きや、現在のわが国の市場動向、サプライヤーの動きを探る。
発行日: 2007/02/ 1