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尿酸値上昇抑制作用で機能性表示を目指す「アンセリン」

焼津水産化学工業のアンセリン含有素材「マリンアクティブ®10」は、マグロ・カツオ由来の素材で、ヒト試験により尿酸値上昇抑制作用や抗疲労作用が確認されている。

特に尿酸値上昇抑制作用については健常人による新たなデータを取得しており、本データが本年5月に「応用薬理」誌に査読付き論文として掲載されている。

試験は65歳未満の成人男女80名を対象に実施し、アンセリン50 mg/日の摂取で、4週間後と12週間後においてプラセボと比較して血清尿酸値は有意に低値となった。また、摂取12週間後におけるプリン体負荷240分後において、摂取群の血清尿酸値はプラセボ比で有意に抑制されたことから、アンセリンの継続摂取により食後の尿酸値上昇を抑制する作用がある事も示唆された。

同社ではこの研究結果を受け、SRとして機能性表示に向けた動きを進めている。顧客の反応は良く、既に検討を進めている企業もあるという。

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