昨秋に消費者庁が発足し、食品の安全性に対する消費者の関心は以前にも増して高まりつつある。こうした変化を受け、食品産業では異物混入や表示ミス、規制原材料の誤使用などの早期発見に努め、商品を回収するケースが増えており、クレーム発生を未然に防止する動きが顕在化している。
発行日: 2010/05/10
分離・ろ過技術は、飲料や乳製品をはじめ、糖類、調味料,発酵食品など、様々な食品産業の製造プロセス・研究開発分野で利用され、今や不可欠な存在となっている。近年は、健康食品や機能性食品原材料などの生産はもとより、新素材や新製品の開発用途での導入が進んでいる。同過技術の進展を背景に高品質化訴求の流れが拡がり、既存設備の見直しも浮上。一方、環境規制強化に伴い、食品分野で高度の水処理技術が要求されているほか、浄水処理においても膜分離技術の有用性が再認識され、その導入もようやく本格化の兆しを見せている。
発行日: 2010/04/ 1
食品の安全性への議論が高まる昨今、ずさんな衛生管理、消費期限切れ原料の使用、禁止農薬の残留、異物混入等の事故は後を絶たず、消費者からは何を信じればよいのかという業界に対する不信感が募っている。相次いでいる産地偽装や消費期限偽装は人に危害を与えてはいないものの、消費者の反応は厳しく、関連業界のみならずあらゆる食品産業に大きな衝撃を与えた。同時に改めて衛生管理、品質管理のあり方を根本から見直す契機となった。
発行日: 2010/03/ 1
我が国の新政権が世界に公約として掲げたCO2排出削減目標が産業界に衝撃を与え、異論反論様々な反応を呼び起こしている。一部産業からは海外シフトへの転換を余儀なくされるとの「悲鳴」が発せられる一方、高い目標への挑戦が我が国環境技術のさらなる飛躍を促すとし、肯定的にとらえる声も支持を増しつつある。いずれにせよ、今後、あらゆる産業がCO2排出削減をはじめとする環境負荷軽減への取組みの効果を数値化せざるを得なくなるに違いない。実際、食品産業における環境対策への取組みも近年急速に進み始め、実効性を上げる段階を迎えている。
発行日: 2010/01/ 1
食品の乾燥技術に対する関心がここにきて高まっている。乾燥技術は古くから利用され、すでに浸透している基本的な食品加工技術だが、その技術・装置の選択が加工製品の品質決定に大きく関わるだけでなく、資源の有効利用や省エネルギーなど環境面からも再検討が進んできたからだ。
発行日: 2009/12/ 4
世界的な食物原料の高騰や輸入農産物の安全性問題を機に、にわかに国産農産物の利用の機運が高まってきているが、課題は多い。こうした中、国産農産物の市場を拡大する有力な取組みとして浮上してきたのが乾燥技術を利用した未利用農産物の付加価値製品化だ。
発行日: 2009/12/ 4
分離・ろ過技術は、飲料や乳製品をはじめ、糖類、調味料、発酵食品など、食品産業の様々な製造プロセス・研究開発分野で使用されている。本稿では、食品の製造プロセスをはじめ新規素材の研究・開発、環境対策などで用途開発が進む各種膜・フィルター、クロマト分離、遠心分離機などの最新動向を探る。
発行日: 2009/11/ 1
消費者の安心・安全を脅かしかねない異物混入とこれに伴う自主回収事例は依然として後を絶たない。ここ数年、食品業界全体の異物混入対策が大きく進展し、自主回収はこの1~2年のピーク時より現時点では少なくなっているようだが、決して無くなったわけではない。今年1~8月末までの期間、国民生活センターや東京都に報告された食品の自主回収件数は昨年並みに止まっており、油断のならない問題であることが改めて認識させられた。
発行日: 2009/10/ 1
機能性食品や健康食品の需要が急激に高まる中で、粉粒体技術は新たな機能性や活用領域の開拓につなげるべく、素材の複合化、微粉化、多種多様な粒子に特性や機能を与える微粒子設計技術など、高度な技術が要求され、医療、ファイン化学分野からの技術導入も進んでいる。
発行日: 2009/10/ 1
食品の殺菌には古くから熱による加熱殺菌が用いられているが、近年食品の品質に対する要求が高くなり、加熱殺菌においても、食品の変質を最小限に抑えるため、いかに短時間に殺菌を行えるかが装置開発の課題となっている。
発行日: 2009/09/ 1