「弊社には難しいテスト依頼しか来ない」
そう嘆くのは、コートマイクロカプセル加工の開発および受託業務を行うイノアコーポレーションの野見山氏。
だが、自称“ダボハゼ精神”で持ち込まれたオファーはほとんど断らないという。
そんな果敢なトライが奏功し、乳酸菌やカテキンなど従来の技術では困難と言われてきた素材でのマイクロカプセル化を実現。
次の挑戦は、新たなコートマイクロカプセル技術の開発だ。
テスト段階では、強い収斂味を持つ素材や薬品の完全マスキング化を成功させている。
新技術のキーワードは、「化学的処理」にあるという。
日本ハム中央研究所で、機能性素材の開発及び営業を担当する市川淳氏は、2010年にヒットさせたい素材として「エラスチン」を挙げる。現在、美容素材として不動の人気を誇る“コラーゲン”、“ヒアルロン酸”に次ぐ第3の素材にしたいと意気込む。
日鉄環境エンジニアリング(株) 山本 一郎、弘中 祐樹
~し渣、スカム、SS、生ごみを分解消滅~
エンバイロ・ビジョン(株) 豊岡 正志
~色・香り・機能性の植物抽出物で急成長~
弊社が毎年秋企画している欧州市場視察ツアーにおいて、
今回はフランスの植物抽出メーカー・ナチュレックス社の本社、工場と研究所を訪ねる機会を得た。
同社は世界各地に5つの製造工場と、9つの活動拠点を持ち、この10年余で世界でも有数の植物抽出物メーカーとなるなど大きな躍進を遂げている。われわれはその成長の軌跡や最新の製品情報などを伺った。
2009年は新型インフルエンザに話題が集中し、大きな食中毒事故が無かったこともあり、微生物への注意がやや緩慢になっているようでもある。事実、この10年食中毒の事故数では減少傾向がみられるが、患者数ではほぼ横ばいの状況で、日々の管理は怠れない。
清浄度検査法として普及しつつあるATPふき取り検査手法は、04年夏改訂された食品衛生検査指針(微生物編)に清浄度確認法として紹介され、普及が進んでいる。
ATP検査キットが出始めた当初は微生物検査法のような誤解もあったり、測定した数値の意味がわからず、管理手法として使えないといった声が聞かれた時期もあったが、現在はそのような誤解も解け、現場の日常管理手法として、また衛生教育ツールとして普及しつつあり、食品加工施設から外食・中食・給食さらには病院へと拡がっている。本稿ではATPふき取り検査法の普及状況と新しい展開についてみていく。
近年、ヒトの老化や生活習慣病に体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)等の酸化ストレスが関与することが明らかになってきた。
我が国の新政権が世界に公約として掲げたCO2排出削減目標が産業界に衝撃を与え、異論反論様々な反応を呼び起こしている。一部産業からは海外シフトへの転換を余儀なくされるとの「悲鳴」が発せられる一方、高い目標への挑戦が我が国環境技術のさらなる飛躍を促すとし、肯定的にとらえる声も支持を増しつつある。いずれにせよ、今後、あらゆる産業がCO2排出削減をはじめとする環境負荷軽減への取組みの効果を数値化せざるを得なくなるに違いない。実際、食品産業における環境対策への取組みも近年急速に進み始め、実効性を上げる段階を迎えている。
日本人が昔から親しんできた緑茶は、いまでは世界的に機能性の高さが注目され、抗酸化作用をはじめ、抗がん、血中コレステロール上昇抑制、虫歯予防、抗菌、消臭などの作用が研究されてきている。
塩の専売制廃止以降、塩業界を巡る環境は大きく変化してきた。現在、家庭用、食品加工・業務用合わせて1,500種類以上の塩が流通している。最近では、スイーツなど塩をアクセントに用いた商品や特定の産地の塩で差別化した商品などへ利用されるなど用途の広がりを見せている。
海に囲まれた島国であるわが国では、古くから食用として海藻を食してきた。しかし食の欧米化、簡便化で日本人の食生活も変わり、伝統的な海藻食の機会が減ってきている。そのような中で、新たな切り口の機能性素材としての開発と利用が進展している。