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アマニ世界生産量、300万tに拡大 -アマニフォーラムセミナー

「第5 回アマニフォーラムセミナー~最新の医療情報と正しい栄養情報の提供~」(主催:日本製粉など)が10日、都内で開催され、“若年層、子供の栄養管理”をテーマにした講演が行われた。

健康産業新聞164804アマニフォーラム

セミナーは、「食環境と健康~こどもから高齢者まで~」(千葉大学・近藤克則教授)、「栄養豊富なアマニのご紹介」(日本製粉・川口康平氏)、「簡単!ちょい足し栄養補給レシピのご紹介」(管理栄養士・村上祥子氏)の3部構成で行われた。冒頭、座長を務める千葉大学・齋藤康名誉黄教授が挨拶、第二部の前には、日本製粉・取締役専務執行役員の清水弘和氏が「アマニの普及を通して、消費者との接点を拡大していきたい」とした。

「栄養豊富なアマニのご紹介」では、世界のアマニ生産量は300万t弱まで拡大。一大生産地であるカナダでは、550種以上におよぶアマニ製品が流通し、品目数は「雑穀」「パン」「健康補助食品」がトップ3となり、「カナダでは、アマニ食品=健康の認識が根付いている」と解説した。また、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、食物繊維(水溶性および不溶性)、リグナンなど、アマニの栄養成分を紹介し、抗炎症作用、脂質代謝改善、血圧改善のほか、リグナンの機能として、更年期障害軽減作用、コレステロール低下作用、肝機能改善効果などの研究データを紹介した。同社では、「大手ベーカリーやCVS、老舗和菓子屋でアマニの採用が進んでいる」としている。

本記事は「健康産業新聞 1648号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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