特集

【特集】プラセンタ 体感性のよさと知名度の高さで拡大


美容からアンチエイジング素材へ

 プラセンタサプリの市場は年間250億円ほどで推移している。昨年は外国人観光客によるインバウンド需要やテレビ通販での紹介が増えたが、今年はインバウンド需要の減少などもあり成長率は減少。しかしながら「体感のよさ」と「美容素材としての知名度の高さ」などを理由に全体では堅調だ。これまでゼリーやドリンクで数多く採用されていたが、ここ数年でカプセルや打錠品へのシフトが進んでいる。認知度が向上するにつれてコアユーザーが支えている市場の実態が明らかになっている。



需要拡大で原料不足が深刻に

 プラセンタエキスの原料は、ブタやウマなどの動物の胎盤。ほかにもプラセンタ様物質としてサケ卵巣膜など海洋生物由来のエキスや、ライやメロンの胎座など植物由来のものが市場に流通している。もっとも多く用いられているのが動物由来品で、なかでもブタが多数を占める。エキスの製法は、酵素分解、高圧酵素分解、塩酸加水分解など。酵素分解に膜分離技術によるろ過を組み合わせた製法をノウハウとする企業もあるが、一方で、安全性の担保は必須事項で、かつての“生”に近い製法を手がけながらウィルスや細菌面のリスクがないことを品質保証する企業も登場した。
 市況ではウマ由来のプラセンタエキス需要の伸びが顕著に。海外では南米産、中央アジア産、ニュージーランド産などが多いが、産地によっては需要の高まりから玉不足に陥っている状況だ。原料メーカーによると「後発企業の多くは既存のメーカーとの差別化をはかるた・・・
(詳しくは11/16発行・第1608号で)



アルコール性肝障害予防効果を新たに確認
スノーデン
「発酵・熟成」「SPF豚」「馬由来」で差別化
化粧品原料『油溶性プラセンタ』も
ホルス
100%国産と品質にこだわった
豚プラセンタが大きく伸長
日本ハム 中央研究所
ウマプラセンタエキス末国内品を追加
ブタ由来品のコスト競争力も高評価
日本バイオコン
ウマプラセンタが続伸
自社通販も強化へ
ドクタープロラボジャパン
飲料・カプセル・パウダー
3種のプラセンタ商材、定番アイテムに
メタボリック
プラセンタ専業60年の老舗メーカー
化粧品・サプリメントの新製品を提案
ホスミン栄養化学工業
国産レベルの高品質品を低価格で
タイHACCP農場・工場一貫製造プラセンタ供給
一丸ファルコス
『マリンプラセンタ®』
エビデンスと安全性の高さで市場に浸透
日本バリアフリー
50年以上の畜産学との強いパイプ
サラブレッドプラセンタなど安定供給
三共バイオケミカルズ
プラセンタ化粧品「ラ・プレシア」で臨床
炎症改善、ターンオーバー促進効果を確認
UTP
EGF・FGF含有のエキスを供給
天然科学研究所
“北海道鮭・GMP・ハラール”
プラセンタ様成分『HDL SOP(ドルソップ)® 』
協和薬品



ウェブ上では一部を公開しています。記事全文は紙面をご覧ください。
「健康産業新聞」 購読案内
毎月第1週、第3週水曜日発行 
年間購読料21,600円(税込)
(1666円/月)


11月30日まで 「受託製造企業ガイドブック2017年版」 早期割引申込み
2012年版を全面改定し、新たに「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。


行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP