健康産業オンライン

【主張】業界団体の変遷と使命

健康と食品懇話会(以下、健食懇)や(一社)健康食品産業協議会(以下、協議会)の代表人事の交代と関連する会合が相次いでいる。業界団体の歩みを振り返ると、健食懇の設立は、(公財)日本健康・栄養食品協会(以下、日健栄協)の発足にまで遡る。自然食品の団体が統合を重ね、全日本健康自然食品協会(以下、全健協)が発足し、日健栄協の前身の財団、健康食品研究協会も組織され、当時は創健社の中村隆男氏やジャパンヘルスの内藤辰男氏が組織運営に奔走した。


全健協、薬健研に加え、健康と食品懇話会が発足、健食事業者、薬系、大手食品系の三者が支え1985年に日健栄協が発足する。その後、健康食品の安全性や品質保証の視点からJHFAの制度を作るが、前後して機能性食品(現在のトクホ)の議論が始まる。きっかけは、文科省の特定科学研究を担った藤巻正生教授の論文である。食品の機能を、味覚、栄養、生体調整の三機能に分類、生体調整を三次機能として位置付けた。食品機能の研究の始まりで、薬機法にも影響を及ぼすことに。その後、JHFAに加えてトクホ制度が併立する。細谷憲政理事長の時であった。

同じ頃か、米国のCRNと関係があった我社が、ジャフマックの多田和生社長(当時)などに相談し、原料や加工メーカーで構成されるCRNジャパン(現在の日本栄養評議会)を、日健栄協の対立軸とし発足させた。また同時期に米国NNFAの日本支部として、ランディ・デニン氏がNNFAジャパン(現在のAIFN)を設立。この後、大濱宏文氏のJIHFSが設立され、健康食品GMPが推進され・・・

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