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【健産online】糖質制限で空腹感や物足りなさ、約6割 TPCマーケ調べ

TPCマーケティングリサーチ(大阪市西区)は2日、糖質の多い食品の摂取を意識的に控えている20~60代の男女を対象に実施したいわいる「糖質制限」に関するアンケート調査の結果を発表した。糖質制限によって身体的・精神的影響を感じている人は約6割にのぼったほか、特に「若年層」の男性では、7割以上が何らかの影響があると回答しており、空腹感や物足りなさを感じているという。


 今回、糖質の多い食品の摂取を意識的に控えている20~60代の男女を対象に、いわゆる“糖質制限”による栄養ニーズに関する調査を実施。

糖質制限によって、身体的・精神的に何らかの影響があると感じている人は約6割にのぼった。特に、「若年層」の男性のうち7割以上は、何らかの影響を感じていることが分かった。

なかでも、「すぐにお腹が空く」は27.9%、「満腹感が得られない」は26.3%となっており、ともに男性の出現率が高かった。次いで、「ストレスがたまる」「疲れやすい」「元気が出ない」といった不調を感じている人も少なくなかった。

 「食事が楽しくない」と感じている人は全体の1割程度だが、男性では「若年層」、女性では「高年層」に多かった。この他、女性は「便秘になりやすい」人が多く、特に「若年層」と「中年層」で2割弱の出現率となっている。(TPCマーケティングリサーチ調べ)

また不足していると感じる栄養素では、鉄、食物繊維、亜鉛、ビタミン類全般、葉酸が上位に挙がった。これらの栄養素が不足していると感じる人は、男性よりも女性が多かったという。

男性は、「特に不足している栄養素はない」と感じている人が3割弱と女性に比べて多かった。また、「不足していると思うが何かは分からない」と答えた人は男女ともに2割強となっている。このほか、「不足している栄養素がある」と感じている人は、主に「若年層」の男女と「中年層」の女性に多かった。さらに、男女ともに「1人暮らし」の人に多い傾向にある。(同社調べ)

同社の調べによれば、被験者が糖質の替わりとして積極的に摂取している食品は、「野菜」が出現率57.6%で最も多かったということで、きのこ類やたんぱく質が豊富な食品も、積極的に摂取されていることが分かったという。

サプリメントを摂り入れている人は「独身 女性」にやや多く、2割強の出現率となった。(同社調べ)

【プレスリリース】TPC マーケティングリサーチ株式会社、「糖質制限」している人の「栄養」ニーズについて調査結果を発表


健康産業新聞主催 「指摘事項をクリアし、企業の主張を反映。公表後も耐えられるSRとは?」17年9月21日

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