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【健産online】広がる「パーソナル」な健康管理サービス② 触れるだけでサプリを調合

個人の体質や体調に合わせたサプリメントや健康管理のアドバイスを提供するサービスが注目を集めている。米国では「パーソナライズドニュートリション」と呼ばれ、企業が次々とサービスを開始。その多くがAI(人工知能)、ビッグデータ、遺伝子検査など新たな技術を利用している。日本でも先駆けてサービスを提供するのがジャパンモード、ドリコス、DSMだ。


「いまのあなたに必要な一杯を」

ドリコスが開発した「healthServer」に指を触れると、自分の好きな飲み物に混ぜて飲む粉末サプリメントが出てくる。同製品は、縦横奥行各20センチほどで、小さなドリンクサーバーのような形態だ。スマートフォンから転送された身体データと、本体に内蔵された生体センサーで読み取った脈拍の情報から、必要な栄養素と適切な摂取量を計算。センサーに触れてから20秒程度で、10~30ミリグラムの粉末サプリメントがカップに注がれる。粉末はほとんど無味無臭のため、水やコーヒーに加えても気にならない。

スマートフォンのアプリには、基本的な身体データのほか、これまでにしていた行動と、これからする予定の行動を入力する。例えば、昼食を食べた後、デスクワークを始める前にサプリメントを摂る場合は、その食事で不足した栄養素を補い、かつ集中力を高めるようにビタミンを配合。また、脈拍から精神的・身体的な疲れ具合を判断することで、その時々の体調に合わせた摂取量を算出する。

同社は、ダイドードリンコ、資生堂などから出資を受け、今年冬から法人向けにレンタルサービスを開始する予定だ。60人で月額3万円を目安として、ビタミンB1、Cなど水溶性ビタミン6種類が入ったカートリッジを定期配送する。料金は人数により変動する。今後、家庭向けにもサービスを始める計画で、家族4人あたり月額5千円程度のレンタル料を想定している。竹康宏代表取締役は「将来的には、例えばお母さんには美容、お父さんにはダイエット、子供にはアスリートセットなど目的別の栄養素を組み合わせて提供したい」と話す。

「どんな成分が何に効くのか」

原料供給を行うDSMは、サプリメント摂取の目的に応じてビタミンを最適化して調合するサービス「ヘルスベネフィット」を提供する。「健康に長生きする」「美を磨く」「理想的なボディライン」など15種類のヘルスベネフィット別に、科学的に有効な原材料を混合。同社は「より細分化した訴求をしたいなどの要望に応じて素材をプレミックスすることができ、個々人に合わせたサプリメント開発をサポートできる」と話している。


健康産業新聞では、11月15日号で「パーソナライズドニュートリション」を特集する予定です。詳しくは、編集部までお問い合わせください。


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