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【健産抄】健康運動を推進した梶原拓さん、死去

梶原拓さん(前岐阜県知事)が8月29日亡くなった。各紙は同氏の生前の県政や全国知事会会長での取り組みを紹介しているが、我々が注目したのは同氏の先進的な健康行政であった。当時では珍しく県政に健康政策の道を開いて、その流れは、同氏のもとで仕事をされたのが今去就が注目される泉田裕彦さん(前新潟県知事)で、新潟での健康ビジネス連峰政策に繋がっていく。


梶原拓さんは、岐阜県知事の時代、60歳以上の退職した県民に、二泊三日ほどの健康研修を提供し、退職後の健康的なライフスタイルを提唱された。当時では珍しい健康寿命やセルフメディケーションの概念を身につけ、研修を受けた人々が地域に健康運動を広げていくという構想だった。確かアピの野々垣会長にお願いして紹介していただいた記憶があるが、取材するとドイツのレホルム運動やクナイプ療法などを取り入れた先進的なプログラム(どなたか指南役の人がおられたのであろうが)でその専門的な取り組みに驚いた。今日の健康政策の先駆けのような仕事をされていた。付け加えれば、神奈川県の黒岩知事も健康運動には精通されている。知事会会長を終えられてから、拓さんに誘われ、何度か渡辺昌さん(元国立健康研究所)などと会合に顔を出したが、健康運動への関心は持ち続けられた。ご冥福をお祈りする。

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