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健康食品業界におけるテクノロジーの活用 DSMヘルスアカデミー

DSMは2日、都内で第6回DSMヘルスアカデミーを開催した。テーマは「健康を科学する:テクノロジーとの融合」。進化するテクノロジーをどのように活かして、健康食品業界をリードしていくか。健康状態がリアルタイムで非侵襲性かつ可視化できるシステムなど、加速度的に進化するテクノロジーの現状を踏まえ、最新のサービスやデジタルマーケティング手法について、DSMグループの講師陣が取り組みなどを解説。さらに個人ユース向けに遺伝子検査サービスを行うDeNAライフサイエンス、地域の健康づくりを目指して異業種間でエコシステムに取り組むイオン、健康志向とテクノロジーを最適化する中国のネット通販サービス企業から講師を迎え、最新の情報を講演した。


今回の講演を通じて共通の話題となったのがパーソナライズド・ニュートリション。病気を予防するSICKケアからHEALTHケアにシフトする中、自分の健康維持に不可欠な栄養素を測定し、補うなど健康増進をサポートする個人向けのサービスが重要視されている。中原雄司DSM社長は閉会のあいさつに際し、「テクノロジーの進化により、圧倒的なデータ量や分析に基づく健康情報の可視化がもはや前提となっている。リサーチマーケティング→個人分析データ→インフォメーション→ソリューションとなるデジタルプラットフォームを活用した場合、多数の消費者のデータを集積し、(イオンショッピングモール内を歩くとポイントがもらえるなど)ゲーム化によって消費者のモチベーション促進にもつながる。持続可能な健康増進につなげるには業界を越えたエコシステムの構築が不可欠である」と締めくくった。

 

 

 

 

 

 

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