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【連載】話題追跡 「“シールド”のイメージが早期浸透 ヒットにつながるネーミングの裏側」

森永製菓では、昨年ヒットを記録した錠菓『シールド乳酸菌タブレット』が今年も好調感を維持したまま本格的需要期に入った。“たべるマスク”というユニークなキャッチコピーが話題になり販売が伸びたが、今年はシリーズ品のチョコレートもうけている。パッケージリニューアルを機にこのコピーを廃したが、“シールド乳酸菌”のネームバリューもあってか、取扱いは拡大を続けている。

『シールド乳酸菌タブレット』はリニューアル前まで“たべるマスク”というキャッチコピーをパッケージ前面に記載していた。デザインを変更しこのキャッチコピーを廃したが、広報担当者は「大変キャッチーで人目を引いたが、マスクという単語が実際のマスクと同等の効果があると誤認する人もいるのではという理由と、販売面で季節変動の一因となっているのではないかという点で変更した」と話している。

森永製菓とは兄弟会社にあたりシールド乳酸菌を加工食品原料としてもヒットさせた森永乳業は、同素材の上市以前から商品名の重要性に気づき、社内で取り組みを進めていた。機能性が武器となる新素材については、ユニークな商品名で顧客や消費者の認知度を高めさせるという戦略を実施。その第1号が口内環境の改善をテーマとした機能性素材『オーラバリア』だった。本来伝えたい“免疫”という表現が使えない中、“シールド”という防御をイメージさせる言葉選びが業界内外から評価された。

ユニークなネーミングと聞いて、多くの人が思い浮かべるのが『トイレその後に』『無香空間』『糸ようじ』などのヒット商品をもつ小林製薬……

ウェブでは一部を公開しています。全文は紙面(2017年12月20日発行・1634号)で

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