健産抄

【健産抄】アンチドーピングとスポーツサプリメント

スポーツフーズの市場の広がりが今ひとつである。

欧米で大きな市場になるなか、日本ではスポーツ飲料も次々投入されてきたし、プロテインブームもそれなりにあったが、欧米各国のそれに比べると制裁を欠く。オーガニックフーズも同じようなことが言えるが、ここは最近、話題が多く、関係者の期待は高まっているのだが。
そのスポーツフーズの市場のカギを握るのがアンチドーピングの対応でないかなと。アンチドーピング問題は、カヌースプリント競技での事件が新しいが、WADAは選手向けにさまざまな情報を提供し、薬剤師や栄養士で、アンチドーピングに詳しい専門家も育っているが、認定商品が少なく、選択肢もないという現状が片方にある。スポーツとサプリメントについては、科学的な視点から必要性を説く専門家もいるが、では、安心して取れるサプリメントとなると限られる。

先の健康博では「スポーツサプリメントにおけるアンチドーピング対策の重要性」というテーマでセミナーが行われたが、医薬品メーカーや食品、飲料メーカー、菓子やサプリメントメーカーなど80社ほどの企業関係者が集まった。医薬品もアレルギー薬なども含め注意が必要で、200を超える禁止薬物を忌避するためには、そうした認証商品の登場が望ましい。講師からは、「ニッチなスポーツもあるが、世界的に見れば大きな市場が見えてくる」とアドバイスもあった。

企業活動で、スポーツ選手を支援したり、宣伝に起用する企業も多いが、その選手が商品を使えるのか、アンチドーピング問題は、さまざまなビジネス上の課題も投げかけている。この辺りへの取り組みが弱かったことが、スポーツフーズ市場の成長の足かせになっていたのかもしれない。

 

<関連記事>
・健康産業新聞【健産抄】
・日本のアンチドーピング体制に疑問 JADAの不透明払拭されるか?
・日本のアンチ・ドーピング認証 来月にも「有識者会議」第一回会合か

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