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25 日から日本薬学会、一般演題約3600題 -RJやアスタキサンチンなど、健康機能の発表続々-

3月25日から4日間、石川県金沢市で「日本薬学会第138年会」が開催される。「次世代に向けた創薬・医療イノベーションの今」をテーマに、薬学関連研究の最前線と将来展望について議論する。一般講演は約3,600題に上り、食品関連ではビタミン・ミネラル類、ローヤルゼリー、アスタキサンチン、EPA・DHA、CoQ10、ラクトフェリン、レスベラトロール、プラセンタ、ブラックジンジャー、オリーブ、杜仲葉――など、馴染みある定番素材から注目成分まで多岐にわたる機能性素材を取りあげた研究成果が発表される。ウンシュウミカン、ニンニク、ボタンボウフウなど地域特産品を活用した研究成果も目立つ。会期中に行われるシンポジウムでは創薬・医療分野のほか、健康サポート薬局の取り組み状況や、「機能性成分のマルチインテイクによる疾病予防と健康増進への貢献」「いわゆる“健康食品”について薬剤師が知っておくべきこと」などをテーマとした企画も予定されている。

日本薬学会 第138年会_健康産業新聞

テーマは、「次世代に向けた創薬・医療イノベーションの今」

同学会・年会は、日本薬学会の最大の学術集会。会期中は、会頭講演、特別講演、受賞講演、シンポジウムのほか、口頭発表、ポスター発表などの一般講演が行われる。特別講演では、経済産業省・内閣官房の江崎禎英氏が、「社会保障制度改革の視点~生涯現役社会の構築を目指して~」と題して講演する。シンポジウムでは「機能性成分のマルチインテイクによる疾病予防と健康増進への貢献」を企画。近畿大の森川敏生氏が生活習慣病の予防・改善に資する機能性食品の探索について、立命大の藤田隆司氏が肌のアンチエイジングについてそれぞれ講演する。

本記事は「健康産業新聞 1639号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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