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【連載/話題追跡】話題成分・HMB、新製品が続々。原料は多数も、品質の見極め必要!?

昨年、人気が出始めた筋力・筋肉サポート成分・HMB。スポーツニュートリション向け、ロコモ・サルコペニア対策に加え、ダイエットサポート向け商品にも利用が進み、認知度が上昇している。機能性表示食品も10品目以上が受理された。川上サイドでも原料サプライヤーが一気に増え提案が活発化。エビデンスデータ、高品質が一層求められている。

健康産業新聞1641_話題追跡

今年に入りHMBを配合したサプリメントが各社から相次いで上市されている。HMBは、大豆や牛肉などに多く含まれる必須アミノ酸であるロイシンの代謝物質。運動後の筋組織ダメージの軽減や、筋重量の増加、体脂肪の燃焼作用、除脂肪体重の減少抑制作用などの機能を有する。スポーツ専門店「スポーツオーソリティ」を運営するメガスポーツは、イオングループの展開する「トップバリュ」との共同開発で、アスリートやコアトレーニングユーザー向けのサプリメントとしてHMBを配合したプロテインパウダーなどの販売を始めた。スポーツニュートリション向けや、ロコモ・サルコペニア対策向け商品のほか、最近は、ダイエットサポート向けにもHMBを配合する商品が目立つ。体重を減らすというよりかは筋力をつけることで、“太りにくい身体づくり”“引き締まったボディづくり”といったコンセプトの製品に利用されている。ディーエイチシーは、HMBの吸収効率に着目した『HMB(エイチエムビー)』を先月上市した。サプリメント「なかったコトに!」シリーズを薬系ルート中心に展開するグラフィコは、『なかったコトに!HMBスピード&ボディメイク』を拡充。口栓付パウチゼリー飲料では、ハウス食品が『Training Support HMB Jelly』を新商品として市場へ投入した。同品はや薬系卸・大木との共同開発品で、体型維持に関心の高い女性に向けて提案を進めている。

機能性表示食品の登場も大きい。受理品は10品目を超え、「日常に必要な筋力維持に役立つ」「筋肉量や筋力の維持・低下を抑制」などをパッケージに記載した商品が流通。ライオンは、HMBとグルコサミン塩酸塩を機能性関与成分に“筋肉”と“関節”の機能をダブル表示した粉末清涼飲料を通販限定で展開している。

こうした中、原料サプライヤーも参入企業が増加。協和発酵バイオ、ヘルシーナビ、兼松ケミカル、バイオメディカルウェルネス、小林香料といった先行メーカーのほか、新たに取り扱う事業者も増え原料サプライヤーは10社以上に。原料価格は、キロあたり1万円から1万5,000円台と5,000円台から8,000円台とばらつきがある。エビデンスデータの蓄積、機能性表示対応、品質(定量分析法、工場の管理体制など)などで差別化を図る。一方である原料サプライヤーは「販売量が大きかった会社が終売したこともあり、原料は去年ほどのタイト感はない」と市場状況を冷静に分析する。また別の原料サプライヤーは「不純物が多い原料も少なくない。製造元の証明書だけなく、国内で分析をするぐらいの保険を掛けた方がよい」と話す。「筋力・筋肉」を訴求ポイントに幅広い世代に訴求できるHMB。ブームから定番素材に向け、このあたりの課題を早めにクリアしていく必要がありそうだ。

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