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【特集】「セラミド」美容、保湿素材で存在感 主役原料として脚光

グルコシルセラミドを関与成分とした機能性表示食品も33品にのぼり、機能性素材としての存在感をみせつつあるセラミド。従来、美容素材のバイプレイヤー的位置づけだったが、機能性表示の登場やトクホの認可なども後押しし、主役素材として注目を集めている。機能性表示では“肌の保湿”をテーマにしており、なかでも、資生堂のサプリメント「飲む肌ケア」、エーザイのセラミドドリンク「チョコラBB リッチセラミド」など大手の牽引によるさらなる市場拡大に期待が寄せられる。一方で、セラミドの機能性研究ではメタボ対策、脳機能改善、腸へのアプローチに至るまで、幅広いテーマでの取り組みが進んでおり、セラミドの多様な機能性についても解明が進んでいる。

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◆肌の保湿で33品、機能性表示で市場拡大に期待

「肌の保湿力を高める」、「肌の潤いを守るのを助ける」、「肌のバリア機能を高める」など、保湿をテーマにしたセラミド配合の機能性表示食品が33品に(3月28日現在)。東洋新薬の『メディスキン』(届出番号A10)を皮切りに、関連商品が着々と増加している。

⇒「セラミド配合機能性表示食品 受理商品一覧」(2018年3月28日現在)はこちら

セラミド市場は原料サプライヤーからの聞き取りによる推計で、流通量で約10t、30億円規模のマーケットと見込まれており、機能性表示食品対応素材となったことでさらなる市場拡大に期待が寄せられている。なかでも大手メーカーによる受理品への注目が高い。機能性表示食品の……

◆原料サプライヤーそろい踏み 由来や訴求で差別化図る

セラミドはスフィンゴイド塩基、脂肪酸、糖などが結合した複合脂質。4層に分かれるヒトの皮膚構造のうち、表層である角質層の細胞間脂質の主成分がセラミドとなっており、細胞間脂質の約40%を占め、水分を強力に保持する重要な作用を担っている。

グルコシルセラミドを関与成分とした機能性原料は各社が開発しており、米由来で……

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1641号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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