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2006年05月23日

健康食品支出、3ヵ月連続で減少 今年前半は製造業、小売業も不振

先行きに陰り? 総務省調査

総務省が12日に発表した家計調査で、2006年1~3月期の健康食品支出が連続して前年同期を下回っていることがわかった。第1四半期を名目増減率(物価変動を考慮しない)でみると、前年同期(22.7%増)と比べて、今期は21.2%減と大幅なダウンとなった。昨年前半に大ヒットしたα-リポ酸やCoQ10といった大型商材が見当たらないこと、加えて大豆イソフラボンやアガリクスの安全性問題が急浮上したことが大きく影響したとみられる。今月発表された大手DgSの決算・業績情報や�日本通信販売協会の通販売上高調査でも第1四半期の健康食品の不振が指摘されている。

発行日: 2006/05/23

黒酢・もろみ酢の表示実態調査を公表「合理的根拠に基づき適正な表示を」

公正取引委員会は12日、「黒酢ともろみ酢の表示に関する実態調査」の結果を公表した。調査は健康ブームを背景に、直接飲用するタイプの商品が増加している黒酢ともろみ酢を対象に、景品表示法の考え方を整理するのが目的。消費者モニター1,077人を対象としたアンケートや事業者団体等からのヒアリングのほか、黒酢商品439品、もろみ酢商品158品の表示を分析。その結果、強調表示のなかには、地域や健康への関与等に関して一般消費者に誤認される恐れのあるものもみられたとし、表示適正化に向けて事業者の自主的な取組みを促した。

発行日: 2006/05/23

南極オキアミ油の原料供給に着手「PMSに有効」

メイプロインダストリーズ㈱(東京都港区、tel03-3568-2688)は、同社初のPMS(月経前症候群)対応素材となる南極オキアミ油『ネプチューン・クリルオイル』の原料供給に着手する。
オキアミは、動物プランクトンの一種で、エビによく似た甲殻類の総称。イワシなど魚類の餌として重要で、中でも南極オキアミはクジラの餌にもなる。植物プランクトンから人間までつながる「食物連鎖のキーとなる生物」であるという。

発行日: 2006/05/23

特集 アーユルヴェーダ素材 (1152号)

統合医療で脚光浴びる機能性ハーブ
ガルシニア、コレウスフォルスコリ、ニーム……その数800種類

5000年以上の歴史を有し、世界の伝統医学の一つとしても知られるインドのアーユルヴェーダ。「予防の医学」とも呼ばれ、自然治癒力を高めて、健康を維持するための数多くの考えが、その基礎となっている。最近では、さまざまなインドハーブを調合したオイルを用いたアーユルヴェーダエステが女性の間で流行、アーユルヴェーダ化粧品もスーパーモデル、ハリウッドスターが愛用していることから人気になるなど、アーユルヴェーダ全般に対する関心が高まっている。そこで今回、アーユルヴェーダで用いられるハーブのコレウスフォルスコリ、ガルシニア、ニーム、さらには、アーユルヴェーダ理論に則って配合されたミックスハーブにスポットを当てた。

発行日: 2006/05/23

特集 亜麻仁 (1152号)

食事摂取基準設定(厚労省)、追い風に  植物性n-3系脂肪酸として需要急増

亜麻仁由来食品の本格的な市場形成が見えてきた。厚労省が「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で、n-3系脂肪酸の摂取目標量を設定したことが追い風となり、参入企業が急増。昨秋から今春にかけて、オイル、粉末、ソフトカプセルでの商品化が相次いでいる。それに伴い、取り扱い企業では、認知向上、研究データ蓄積に向けた取り組みを加速。昨春発足した日本アマニ協会でも、全国各地でセミナーを開催するほか、健全な市場形成を目指し、商品認定制度を始動している。欧米では、パンやシリアル等に使用され、ポピュラーな素材である亜麻仁。日本市場開拓の下地は整った。

発行日: 2006/05/23

2006年05月17日

特集 柑橘由来~ヘスペリジン~【1151号】

昨年、例年にないスギ花粉の飛散で花粉症対応商品の需要が拡大した中、花粉症、アレルギー対応素材
として裾野を広げたみかん由来の「ヘスペリジン」。古くからみかん、レモンなどの柑橘素材は生薬として使われ、特に、成熟前の「青みかん」の皮にヘスペリジンが多く含まれることが近畿大学の研究で判明。同大学がサプリメントを開発したのを皮切りに、㈱林原グループの林原生物化学研究所で開発された水溶性の「糖転移ヘスペリジン」により、大手メーカーが参入。サプリメントのほか、飲料などの食品添加物
にも加えられるようになった。最近の研究では、他素材との配合による抗アレルギー率向上作用、冷え症抑制、血清脂質改善作用、血中コレステロール抑制、骨密度減少抑制、美肌――などのデータが発表されている。今後はこうした花粉症対応以外に、有効な機能を持つ素材として訴求していくとみられ、㈱林原では、より高い安全性と作用機序の進め、将来的にトクホ取得を視野に入れ相次いでいるなど、エビデンスに基づいた市場確立が進んでいる。柑橘由来のヘスペリジン市場をリポートする。

発行日: 2006/05/17

特集 注目の温熱施設・設備【1151号】

ユニークな温熱施設・設備に脚光!

体を温める温熱施設・設備に注目が集まっている。温熱施設・設備では特に、昨今ブームの岩盤浴が代表的なところだ。岩盤浴は現在、大都市圏をはじめ各地方都市まで広がりを見せている。業界関係者の話では、「岩盤浴は、今年中には全国の全市町村レベルにまで普及拡大が進むだろう」とのことだ。ただ一方で、大都市圏の繁華街を中心に岩盤浴施設が乱立するケースも目立っており、差別化競争が始まっている。こうしたなか、流行に敏感な美容業界などを中心に、岩盤浴に追随する高付加価値を持った温熱施設・設備に注目している。本特集では、今後注目されるであろう各種温熱施設・設備にスポットを当て、それぞれの特長や普及状況などを分析していく。

発行日: 2006/05/17

特集 カキ・シジミ【1151号】

“カキ・シジミ”全体で100億円射程内に

有力商材がひしめく健食市場の中で、カキ・シジミは日本の伝統素材として高い認知度と根強い人気を保っている。特にここ1年は、肝機能対応素材として、その機能性が再評価されている。日本人間ドック学会の2004年度の調査では、人間ドック受診者の4分の1の人が肝機能異常であったことが判明。昨年の健食市場を見ても、肝機能対応市場の潜在需要の高さが改めて浮き彫りとなった。カキを中心にバックデータの蓄積も進んでおり、今後、学術ベースでの普及啓発と市場の拡大が期待されている。また、国民健康・栄養調査結果によると、幅広い年齢層でミネラル欠乏状態が顕著となっており、ビタミン、ミネラルバランスの優れた健康食品として、生活習慣病予防に向けた提案も活発化している。カキ健食の市場規模は前年比7%増の58億円、シジミ健食は前年と同水準の10億円前後で推移したが、カキ・シジミ全体で100億円到達も射程距離に入ってきた。

発行日: 2006/05/17

特集 グルコサミン【1151号】

右肩上がりの成長、流通量500tの大台に

関節対応素材として最も大きな規模を誇る「グルコサミン」。その体感の高さが中高年層を中心に支持され、市場は右肩上がり。国内流通量は500 t(前年比10%増)を突破した。ここ数年は、健食需要のみならず、飲料や乳製品など一般食品への利用が浸透。美容用途など新たな開拓も広がっている。一方、機能性研究では、米国立健康研究所(NIH)の大規模治験で、グルコサミンとコンドロイチンの併用摂取が関節症に有効であることが確認されたほか、国内では「グルコサミン研究会」が発足。エビデンスのデータ蓄積が進んでいる。迫る超高齢化、深刻な肥満問題など社会的な背景もある中、市場の勢いはとまらない。

発行日: 2006/05/17

富士バイオメディックス 森谷健康食品を傘下に(6月下旬本契約)【1151号】

3月末より健康食品事業からの撤退が噂されていた森谷健康食品㈱(東京都杉並区、森谷龍一社長)が、㈱富士バイオメディックス(埼玉県鴻巣市)の子会社となることが明らかになった。富士バイオメディックスが8日、子会社化について基本合意に至ったことを発表した。同社が森谷健康食品の発行済株式の90%を取得、森谷健康食品が10%を保有する。森谷健康食品の社名はそのまま残り、仕入先や売り先、百貨店の店舗展開、卸業務などは従来どおり継続される見通し。医薬品等の開発支援をコアビジネスとする富士バイオメディックスは昨年、㈱日本メディカルリサーチサービスを子会社化して健康食品事業に本格参入、さらに今年4月にはセイシンワークス㈱を子会社化して、アンチエイジング分野の事業開発に注力している。今回の子会社化により同社は百貨店の販路を確保、本格的な健食販売体制を整え、健食事業を拡大していくものと見られる。

発行日: 2006/05/17

平成16年国民・栄養調査【1151号】

中高年男性の2人に1人、約2000万人がメタボリック症候群!?

厚生労働省は8日に「平成16年国民健康・栄養調査結果」の概要を発表。40歳~74歳の男性の2人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われるか、またはその予備軍であることがわかった。同調査はこのほか、1日あたりの栄養素摂取量を分析。一部のミネラルやビタミンはサプリメントなどからの摂取量も算出しており、ビタミンEの場合、総摂取量10.5㎎のうち2.3㎎を補助食品から摂取していること、ミネラルではカルシウムやマグネシウムが依然摂取不足であることなどがわかった。

発行日: 2006/05/17

2006年05月08日

東京都・平成17年度健食試買調査(第1150号1面)

139 品目に表示違 品目に表示違反
ネット通販、「サイト運営者の違反行為も目立つ」
東京都福祉保健局・生活文化局は先月27日、健康食品の試買調査結果を発表した。157品目を購入・検査を行った結果、139品目に表示などの法令違反があったことが明らかとなった。そのうち、ネットで購入した健康食品については138品目中124品目が違反。4品からは、ホモシルデナフィル、センナ葉などの医薬品成分も検出された。違反表示の割合が約9割となったのは、関係法令に違反している可能性の高い商品を購入しているため。都では、「ダイエットに関する違反が目立ったほか、特にネット広告で過激なものが見受けられた」ことを指摘。ネット販売については、「商品パッケージ自体よりも、ウェブサイトの運営者が表示違反をしているケースも多くみられた」(景表法担当部署)とし、引き続き厳しい調査・指導を行っていく方針だ。

発行日: 2006/05/ 8

日本ビタミン学会第58回大会、詳細決定(第1150号)

日本ビタミン学会第58回大会が今月27、28日の両日、徳島大学工学部で開催される。一般研究発表107題、学会賞受賞講演2 題のほか、シンポジウム、文化講演が行われる。1 日目に開催のシンポジウムは、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部衛生薬学分野教授の福澤健治氏がオーガナイザーを務め、「ビタミン研究の最先端」と題して講演を行う。同シンポジウムではビタミンD、E、K、B 12、アスコルビン酸に関する研究発表全5 題を予定している。その中の「ビタミンB1 2 ―― 食品学から分子生物学まで――」(鳥取大学農学部生物資源環境学科・渡部文雄氏)では食用藻類・魚貝類に含まれるビタミンB 12 について取り上げる。

発行日: 2006/05/ 8

特集 カバノアナタケ(第1150号)

エビデンス構築進むカバノアナタケ
緩やかな右肩上がりで成 緩やかな右肩上がりで成長
カバノアナタケが根強い人気に支えられ、緩やかな右肩上がりの成長を続けている。原料サプライヤー、最終商品販売会社ともに多くは前年並み~微増と安定的な状況だが、なかには前年実績を大幅に上回る企業もある。特にティータイプ、ドリンクタイプの商品の売れ行きが好調だ。一方で、カバノアナタケの機能性、含有成分に関する研究も急速に進展し、培養細胞や動物レベルの実験だけでなく、ヒト試験も実施されるようになってきた。一部医療機関では臨床応用されている。このままエビデンス構築が順調に進めば、新たな代替医療素材として注目される可能性も高い。

発行日: 2006/05/ 8

特集 ミルク由来素材(第1150号)

LF(ラクトフェリン)・免疫ミルク・乳清たんぱく市場拡
健食・化粧品用途で新規素材開発活発化
哺乳動物が生まれて最初に口にするミルク。ミルクには乳児の成長と育成に必要不可欠な様々な栄養素が含まれている。ミルクを科学するーーミルクサイエンスはすなはち、食品の機能性を解き明かす最も根源的な領域のひとつといえる。分娩後5日目頃までに分泌される初乳中には、乳児の生体防御に寄与する重要な成分が含まれており、ミルクを通じて母から乳児に抗体成分が受け継がれる母子免疫システムの存在が明らかとなったことは、ミルク研究の大きな成果といえる。ラクトフェリンや乳清たんぱく、免疫ミルクなどは、ミルクサイエンスをベースに誕生した機能性素材だ。免疫賦活、QOL向上、筋肉増強、ダイエットなど機能性も豊富だ。最近ではシステインペプチドやMPC、牛乳脂質由来のスフィンゴミエリンやPS、PCなど新素材も相次いで上市されている。ミルク由来の機能性素材には、まだまだ底知れぬ可能性が秘められている。

発行日: 2006/05/ 8

特集 排尿トラブル対応ハーブ(第1150号)

御三家は“ノコギリヤシ”“ペポカボチャ”“花粉抽出物”
欧州の医薬品実績を背景に人気上昇中
加齢に伴う老化現象として急増する“排尿トラブル”。これに対応する健康食品の需要が高まっている。中高年男性特有の前立腺肥大や、高齢者に多い頻尿、女性に多いとされる尿失禁など、公に相談できない排尿の悩みを抱える人は年々増加傾向にある。こうしたトラブルに対応すべく、欧州で排尿関連の医薬品実績を有するノコギリヤシ抽出物、ペポカボチャ抽出物、花粉抽出物を中心に、さまざまなハーブ製品に期待が集まっている。高いリピート率や反響の良さから、“隠れた人気商材”として宣伝講習販売や調剤薬局などで引き合いが増えている。

発行日: 2006/05/ 8

2006年05月03日

抗加齢医学会、健食素材の研究報告相次ぐ

イソフラボン、プラセンタ、コラーゲンなどに新知見

第6回日本抗加齢医学会総会が1 9 、20日の2日間、東京のホテルニューオータニで開催される。一般演題発表は過去最多の139題に上り、アンチエイジングやメタボリックシンドロームなどをテーマにした特別講演4題、会長講演1題、シンポジウム30題、ワークショップ11題、ポスターセッション62題などを編成。さらに、サプリメントの是非を討議するバトル講演4題を盛り込んだほか、ワークショップでは「CoQ10をめぐる是非」をテーマに、専門家4人による講演が行われる。一般演題とポスターセッションでは大豆イソフラボン、コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸、α-リポ酸、ビール酵母、オメガ3系脂肪酸、β-グルカン、乳酸菌、ローズマリー、メロン抽出物、カバノアナタケなどの健食素材関連の有効性や安全性に関する研究発表が目白押しとなった。(続きは紙面で)

発行日: 2006/05/ 3

健食開発研究など採択  農水省

農林水産省は、先月19日「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」の平成18年度の新規採択課題が決定したと発表した。今回、研究課題の公募に360の応募があり、審査の結果97課題を採択。農水省の委託事業として実施することが決まった。

発行日: 2006/05/ 3

健食に関する県民ニーズ調査を実施 三重県

グルコサミン、CoQ、6割が体感
三重県健康福祉部薬務食品室(三重県津市、�059-224-2331)では、健康食品に関する県民ニーズについて調査を実施、その結果を発表した。調査は、県内の保険薬局に訪れたお客を対象に実施したもの(有効回答数5,212人)。性別は女性が3,060人、男性が1,648人。50~70歳の年齢層が5 割を占める。(続きは紙面で)

発行日: 2006/05/ 3

九州・沖縄の通販販売額34.7%増に 健康食品が底上げ

02年の九州・沖縄の通販販売額が、97年比で34.7%増加、全国の2 倍以上の伸びを示した――ことが、�九州経済調査協会が先月20日に発表した「九州調査4 月号レポート」で明らかになった。(続きは紙面で)

発行日: 2006/05/ 3

CoQ10で合弁事業を開始 三菱ガス化学、日清ファルマ

三菱ガス化学と日清ファルマは、CoQ10の合弁事業を開始する。昨年、三菱ガス化学は、100%子会社の日本バイオ㈱を新潟県新潟市に設立、年産40tのCoQ10製造設備の建設を進めており、これに対し日清ファルマが10%の資本参加を行う形で合弁事業を行う。(続きは本紙で)

発行日: 2006/05/ 3

特集 ブルーベリー 400億円市場目前 

脳機能改善など相次ぐ新知見
独特なフレーバーも好イメージに
前年比50%増の企業も登場するなど、活況が続くブルーベリー市場。「ブルーベリー=眼にいい」との認知はますます広がり、「幅広い層から安定したニーズに支えられている」という。約10年前の眼精疲労に対するヒト臨床試験を皮切りに、現在でも多くの試験が継続して行われており、「エビデンスデータ」の豊富さと、ジャム等一般食品としても流通することによる「好イメージ」の「両輪」を併せ持つことから、各販売チャネルで好調を維持している。ブルーベリー関連の原料供給、主要末端メーカーの状況、さらに食系・薬系両店舗ルート、急伸する通販ルートの市場動向を加味し、05年のブルーベリー市場は400億円規模目前(末端ベース)と推定できる。さらなる市場拡大には「トクホ取得」を挙げる声もある。関与成分「アントシアニジン」の特定が困難なことから、業界内には「現行トクホ制度の規制緩和」を望む声も高い。

発行日: 2006/05/ 3

特集 コラーゲン  年間流通量、2,800t台に(前年比155%)

魚由来原料の需要、ますます高まる
今売れている健食素材は?―― こうした会話が業界内で交わされるたび、まっさきに挙がるのが「コラーゲン」「ブルーベリー」「グルコサミン」の3素材だ。それぞれ、肌をはじめとした「美容」、コンピュータ社会がもたらす「アイケア」、高齢化社会に伴う「関節」と、時代のキーワードを端的に表現している。中でもコラーゲン市場の拡大は目覚しく、特に魚由来原料の引合いが活発だ。コラーゲンは、1970年代から化粧品原料として利用されてきたが、90年代中ごろより健食原料としての採用が増加。現在では主剤としてはもとより、副剤としての存在感も抜群で、「美容」「美肌」を訴求する製品には必ずといって良いほど配合される人気素材となっている。今回の調査では、コラーゲンの年間流通料は2,800t台となった。この中には、一部化粧品用途や一般食品用途のものも含まれている可能性が高いが、伸張率は前年比約155%、右肩上がりの成長を続けている。流通量の内訳は、豚由来が約1,500t(前年比約150%)、魚由来が約1,100t(前年比約160%)。これに鶏由来、牛由来が続く。豚由来原料は根強いニーズに支えられ堅調。また魚由来原料は特に新規採用での引合いが相次いでおり、依然として供給量が増加している。「豚由来原料を追い抜く日も近いのでは」とのコメントも数多く聞かれた。また、昨年までは原料の低分子化競争がひとつの傾向として見られたが、最近では逆に高分子を差別化要因とする動きも見え始めている。末端製品に目を向けると、「食べる」タイプのパウダー製品、ドリンク製品が市場を牽引。中でも明治製菓は前年比200%と好調だ。美容訴求製品が目立っているが、このところ骨に関するデータ蓄積が進んでおり、骨粗鬆症や関節対応素材としての存在価値も高まりつつある。最新のコラーゲン市場をレポートする。

発行日: 2006/05/ 3

特集 静岡県  健食生産基地、主力企業が集結

アロエ、キトサン、深層水など資源も豊富   産学官連携促進事業など今後の展開に拍車
静岡県は医療・健康関連産業が盛んで、医薬品生産額が全国2位、医療用具生産額も全国3位と、医療やバイオ産業をサポートする体制が整った県として注目される。東西の消費圏に近い地の利に加え、水源に恵まれることから医薬品生産技術の集積を生かし、健康食品や化粧品の受託製造企業も多く存在。健食生産基地の様相を呈している。また、気候に恵まれていることでキダチアロエや、柑橘類、キチン・キトサン、駿河湾からの海洋深層水、緑茶――などの機能性素材を生み出しており、地域特産物や農林水産物を利用した研究、商品開発なども進められている。さらに静岡県では、文部科学省との静岡中部都市エリア産学官連携促進事業「フーズ・サイエンス ヒルズ」を推進。「心身ストレスに起因する生活習慣病の克服をめざしたフーズサイエンスビジネスの創出」を研究課題に産学官での共同研究を進めている。

発行日: 2006/05/ 3