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「元気横丁」でシニア、地元の集客狙う

nas_201209.jpgコミュニティペース「元気横丁」

スポーツクラブらしくないスポーツクラブ

スポーツクラブNAS西日暮里店

 スポーツクラブNAS は8月1日、同社最大級となる複合型のスポーツクラブを西日暮里に開業した。同店は8 階建ての高層ビルで総床面積は5000 ㎡。最上階には昭和の街並みを再現したコミュニティペース「元気横丁」を作った。これまでのスポーツクラブの常識に捉われない新しいビジネスモデルで利用者層の拡大を狙う。


収容数超え、入会は11月以降に
 
 同店は西日暮里駅から徒歩1分に立地し商店街のなかでひと際高くそびえ立つ。オープンは8月1日だが会員は11 月入会も含め既に7,000人に達している。月会費は「レギュラー会員」8,925円、30歳以下をターゲットにした「レギュラーU30会員」7,350円、「デイタイム会員」6,825円。現在はスタート会員価格(在籍6 ヵ月以上が条件)として最初の1 ヵ月が3,980円になる。
 
 1日の来館者数は約2,000人。利用者層は仕事帰りのビジネスパーソンが多い。近隣の競合店から流れてくる層もいてスポーツクラブ経験者は多い。年齢構成は30 代と60 代が多く、平均年齢は40 代前半と比較的若い。
建築構造を活かした充実の設備
 2 階から7 階には、200 名規模のトレーニングジムや球技ができる広さのアリーナスタジオ、メインプール、本格的な大型スパ施設、フロア2 階分の高さのクライミングウォールなどを配置している。
 
 なかでも6 階の吹き抜けから7 階にかけ造られたクライミングウォールは都内では最高クラスの高さを誇り、難易度の高いエリアからは、インストラクターのレッスン(有料)を受けられる。運動上級者のみならず30 代から40 代の男女に人気があるという。7 階にあるアリーナスタジオはバスケットボール1面の広さがあり、スタジオレッスン以外に、バレーボール、バスケットボール、フットサルなど球技が楽しめる。
 3 階には25 メートルが5 コースのメインプールと15m のウォーキング専用プールを完備。メインプールは最大で50 名利用可能で、アクアビクスなど水中エクササイズにも使用する。プールサイドにはマッサージプール、ミストルーム、屋外スパなどリラクゼーション設備も充実している。
 4 階からはプールを見下ろせ、キッズスクールのギャラリー、待ち合わせや休憩スペースとして利用されている。キッズ向けには、水泳、体操、ダンス、空手などのスクールを9月に開校。北島康介選手オリジナルプログラム「KITAJIMAQUATICS」やエイベックス・ダンスアカデミーで開発された「エイベックス・ダンスマスター」など人気で、スクール会員は種目にもよるが現在200 人待ちだという。
スポーツクラブの役割が変化
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