特集

期待高まるインナーからのアプローチ

inner_beauty_se_image201301.jpg

【特集:インナービューティ】

継続利用サポートでさらなる拡大へ

美容ドリンク、サプリなど身体の内側から美しさにアプローチするインナービューティ訴求商材が好調だ。美容素材の研究が盛んに行われ、新商品開発や商品リニューアルも活発。美容は、健康食品の中でも市場を牽引する一大カテゴリーになっている。


拡大続くインナービューティ市場
 
 昨年9月に開かれたダイエット&ビューティーフェアでは、美容サプリなどが出展対象のインナービューティゾーンが前年比約20% 拡大した。
 また、健康産業新聞が2012年末に行った健康食品の受託製造企業調査では、美容・美肌訴求が「受注が伸びたカテゴリー」1 位となり、実に66%の企業が伸びていると回答した。昨年発表された民間の市場調査では、美容ドリンク市場が約1100 億円と前年比約7%の伸びとなった。消費者の根強いアンチエイジングニーズ、美肌ニーズを受け、インナービューティ市場はここ数年拡大基調が続いている。
 
 厳しい経済情勢の中で、この市場が伸び続ける要因の一つは、肌のメカニズム研究が進んだことにある。女性の美容の悩みはシミ、シワ、たるみ。シミは肌の表面に近い表皮で起こるが、シワやたるみは、加齢によって真皮のコラーゲンなどのたんぱく質が減ることが主な要因となる。真皮は、肌の保湿や弾力にも大きな役割を果たすが、医療的なアプローチを除いては、口から摂取するものでケアすることが有効だ。この種の情報が多く発信され、消費者は、食事をベースとした健康的な身体が美の基礎であると認識しはじめている。
 インナービューティ訴求商材に配合される美容成分を見ると、肌を構成するコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンといった成分が主流。最近では、保湿能力の高い「プロテオグリカン」が業界内では注目されている。また、体内でそれらの産生を促進する成分を配合するケースも増えてきた。これ以外にはシミの原因となるメラニン産生を抑制する成分や、酸化、糖化といった老化の要因を抑制する成分がある。
 美容素材はコラーゲンが不動の人気だが、コラーゲン市場の成長率は年々鈍化している。さらに海外の安価な原料が流通してきことで、質よりも安さで選ぶ動きもあり、コラーゲン以外の美容素材に期待する声も聞かれた。
プラセンタ規格化へ
抗糖化の認知拡大

以下、詳細は紙面でご覧下さい。
購読申込・問合せへ

イベント情報

PAGE TOP