行政・業界動向

産官学医連携し沖縄のウエルネスツーリズム本格化へ

 3 月13 日、「万国医療津梁協議会」(大城肇会長)の報告会が那覇市内会場で行われた。
 第1 部は平成25 年度の同協議会事業報告が行われた。同協議会会長の大城肇氏の挨拶で始まった。受入推進ワーキング会議、勉強会の実施、学会等への参加、県内外で( 東京、マレーシア、香港、広州) のプロモーション事業等を報告した。尚内閣府沖縄総合事務局経済産業部部長能登靖氏は来賓として参加した。
 第2 部は基調講演とパネルディスカッションを実施。「国際医療交流のこれまでの流れと現状」について三菱UFJリサーチ& コンサルティング㈱・政策研究事業本部東京本部公共経営・地域政策部主任研究員妹尾康志氏が講演。続いて「今、沖縄だからできることとは」と題したパネルディスカッションが行われた。パネリストは、妹尾康志氏と、玉城信光氏(一般社団法人沖縄県医師会副会長)、潮平芳樹氏(社会医療法人友愛会豊見城観光実施内容の報告や県内のこれからの医療施設の建設計画などが紹介され、沖縄の医療や周辺産業を含めたオール沖縄の取り組みの重要性について意見が交換された。その中で妹尾氏は、「ウエルネス分野が前輪としてけん引する形で、医療観光は後輪として後押ししていくイメージで進めていくのが良いのでは」と意見を述べた。
 最後に、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー会長上原良幸氏の挨拶で会を締めくくった。医療だけでなく、エステティックやスパ、食も含んだ県内のウエルネス産業全体としての取り組みが強化されていくことになる。

イベント情報

PAGE TOP