行政・業界

地域発を「強み」に変えてJ-beautyの中で存在感を!(第4回ジャパンメイドビューティ研究会)③

9月10日ジャパンメイドビューティアワードの授賞式の後、第4回ジャパンメイドビューティ研究会が開催された。コーディネーターには、㈱アイスタイル取締役の山田メユミ氏が、パネラーには、過去のアワード受賞者から㈱クレコス代表取締役社長暮部達夫氏、(有)エール代表取締役倉本哲氏が登壇した。ジャパンメイドビューティ研究会は、地域発の美容商材を展開する企業が課題とチャンスを共有する場として2か月ごとに開催している。

地方の強みは「ストーリー」と「コト」を作り出す力

㈲エール代表取締役 倉本 哲氏

山田 昨今の生活者のトレンドとしては、時短ニーズと言われるような、女性が非常に多忙で、社会進出もして行く中で、ある意味、どんどんものぐさになっていって。やはり1 品でこれだけできるとか。よりマルチパーパスになって、簡便に伝える商品

というのは、時代の流れとしてもあると思うのです。大手さんも含めて、そういった熾烈な商品戦争の中で、戦わざるを得ない状況があります。そこに対して、地方発の商材として、どう戦うべきとお考えでしょう?
暮部 地方の「強み」というのは、コトを作り出すと言うか。どこの地方もそうですけど、行っていただいたらその良さは絶対的にわかって、皆ファンになっていくものです。SNS 上の発信も昨今のコミュニケーションって大事だとは思います。でも、もっとローカルな、現地に行かなければわからない、現地の農家さんと一緒に現地の温度を感じて、ファンになっていただけるということも、地域ができる唯一の戦法だとも思います。そこを皆で見つけるということも、すごく大事なことです。その強みというのを、発信していって、皆にコトとして感じていただけるか。おそらく地方の戦略はそういうところを大事にしていくのも一つ大事な部分だと思います。
山田 私も2016 年のエントリーで、フプの森の「NALUQ」を知ってから、色々ネットで買ったのですよ。コスメだけじゃなくて、ライフスタイル全般なものを展開されているので、枕もキャンドルも買いました。ビューティの範囲が、やはりモノからコトに広がって行く中で、プロダクトだけのコスメではない世界で戦っていけると言うのが地域の強さですよね。れて、ある種のマニアックさがあって、目が肥えた消費生活をしている。おもてなしの心もあって、そんな日本で受け入れられる商品を作ることが、世界に向けての一つの競争力になって行くと感じています。オールジャパンでノウハウや成功事例を皆で共有しながら、もっとグローバルに存在感を示して行けるように来年のアワードにつなげていければと思います。
暮部 ストーリーが見えて、地域が見えて、コトが見えてという深さが、その地域発コスメの醍醐味というか、一番の強みであって、それが都会のコスメとちょっと違う。そこを最大限に活かすようことが大事かなと思っています。
山田 今後の展開はどのように考えていらっしゃいますか?
倉本 オクラパウダーは、今は国内で展開しています。のちのち、例えば台湾であったり海外において他のアイテムも含めて、スムージーとか、日本の今流行っている健康飲料というのが、まだ広がって行くだろうと考えています。もう一つは、BtoB で原料としての提案なのですが、オクラパウダーというのは、水に溶かすとオクラの特徴であるネバネバが復活します。実はこれは増粘剤の代わりとして食品添加物を使わない原料となるため既に台湾とかベトナムにも持って行っています。オクラの特徴の粘りを活かした原料として展開できるかなと思っております。

山田 今回、特別審査員である台湾の鄭世彬さんからもコメントで、台湾と日本とでは、食文化が近いので、特にインナービューティの領域はもっともっと広がる可能性がある。ぜひ、その波に乗って、拡大をしていただけたらいいなと思います。
倉本 まだまだ日本全国、本当にすばらしいものがあると思います。真似事も改善の一歩と言われていますので、先ずは他の地域がどういうふうにしているかを参考にしたら良いのではないかなと思います。
暮部 やはり強い覚悟と、強い想いがないと、なかなか物は世の中に伝わって行かないですよね。素材でも人でも仕組みでも何でもいいのですけれど、絶対に他所には負けない何かを持っていただきたいですね。
山田 ジャパンメイドの強みとして、成分とか自然とか色々なものがありますが、私はやはり「国民性」ではないかと思うのです。非常に細かなところにまで気が配れて、ある種のマニアックさがあって、目が肥えた消費生活をしている。おもてなしの心もあって、そんな日本で受け入れられる商品を作ることが、世界に向けての一つの競争力になって行くと感じています。オールジャパンでノウハウや成功事例を皆で共有しながら、もっとグローバルに存在感を示して行けるように来年のアワードにつなげていければと思います。

⇒次回研究会(第5回ジャパンメイドビューティ研究会)の情報はこちら

             


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