話題の施設

「ビジネスホテル」と「温浴施設」、2つの顔で売上アップ

地域の“癒し施設”として定着
埼玉県羽生市「ホテルグランティア羽生SPA RESORT」

華のゆ壺風呂

 ルートイングループの「ホテルグランティア羽生SPA RESORT」は、2003年7月に開業した。同グループは、現在221施設を展開する国内トップのビジネスホテルチェーンで、同所のような大型温浴施設を併設する複合タイプは全国に4箇所ある。ビジネスホテルが温浴を有したことで地域と融合する新しいビジネスモデルが誕生した。


休日来館数1,000人、6割が地元住民
  埼玉県羽生市は、2つの工業団地を抱える人口6万人の地方都市。「ホテルグランティア羽生SPARESORT」は、ビジネスマンの宿泊と近隣住民の温浴需要を見込み2003年に開業した。翌年には天然温泉を掘削。源泉かけ流しとしてその魅力を高めた。
  温浴部分の「スーパー健康ランド華のゆ」は、入館料フリータイム1,000 円(会員900円)、3時間利用750円(同700円)と、低料金で露天風呂、壺風呂、座湯など11種類の風呂を楽しめる。
  館内にはサウナやエステ、居酒屋、カラオケ、カットサロン、リフレクソロジーなどを完備している。オープンから6年が経ち、今では平日で500人、休祭日には1,000人が来館する人気施設となった。午前は近隣の主婦や高齢者、夕方からビジネスマンや宿泊者の利用が増える。地元にもすっかり馴染み、その利用率は6割に達するという。

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