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東京大学との共同研究で「大麦若葉エキス末」の新たなエビデンス並びに錠剤に関する新評価法を発表

東洋新薬(03-3238-0054【広報】、福岡県福岡市【本社】)では、東京大学との共同研究により、大麦若葉エキス末の摂取で骨格筋への糖の取り込みの促進作用を確認した他、錠剤の飲みやすさの新たな評価方法を開発したと日本農芸化学会2019年度大会で発表した。

2016 年10 月に同社は東京大学と連携協定を締結し、健康食品、化粧品等の新規素材開発及び製剤技術開発とその実用化に向けた共同研究を推進している。今回の研究成果はその取り組みの一環となる。

これまで大麦若葉エキス末の研究成果では、同エキス末の整腸作用、抗酸化作用が確認されていた。今回の実験では、骨格筋ファイバに大麦若葉エキス末を添加・培養した後、糖を添加し、取り込まれた糖の量を測定。その結果、糖の取り込み促進作用が認められ、大麦若葉エキス末の摂取が筋肉のエネルギー産生や血糖値の低下に有用であることを確認した。

また測定センサに知見のある東京大学大学院情報理工学系研究科の下山勲教授、嚥下に関する知識、経験を持つ産業技術総合研究所集積マイクロシステム研究センターの竹井裕介研究員と共同で、錠剤を飲み込む際に喉で感じる抵抗や違和感を模擬したモデル試験を実施。錠剤を樹脂製のシートの上を滑らせることで発生する摩擦力の計測するとともに、健常者6名を対象に、官能評価を行い結果を比較。せん断応力(物体内部のある面の平行方向に、すべらせるように移動させた際に発生する滑り摩擦力)の測定による、ヒトを被験者としない新たな飲みやすさの評価を開発したと報告した。

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