行政・業界動向

“健康と温泉フォーラム「自然回帰と健康ビジネス」テーマに研究会を開催

第86回健康と温泉フォーラム定例研究会(共催:一般財団法人日本健康開発財団、NPO法人日本スパ振興協会、NPO法人地域活性学会)が都内で開催された。テーマは「自然回帰と健康ビジネス」。さまざまな分野で起きている「自然回帰」への要請やそれに応えようとしている事例が紹介された。

第1部では、農業体験やリトリートで心とカラダのケアをするリゾートの取り組み(保健農園ホテルフフ山梨)、都会に暮らす人の健康志向と自然志向に応えたフィットネスのビジネスモデル(アウトドアフィットネス)、山梨県増富温泉の宿泊施設運営20年以上の経験から見えた心のバランスを取り戻そうと訪れる観光の必要性(護持の里たまゆら)、自然と温泉の力でワーケーションや若者参加を促し地域活性化を図る和歌山県椿温泉地について、各施設や地域の関係者がプレゼンテーションを実施した。

第2部では、ビジネスとしての可能性、生活習慣や思考傾向への「気づき」から、改善や継続への課題、訪日客や海外展開への展望、行動変容を促すためのIoT導入についての考えなどについて活発な質疑応答が行われた。

保健農園ホテルフフ山梨ディレクターの春日未歩子氏は、精神医療機関の翠会ヘルスケアグループが母体という強みを活かし、専門知識をもったスタッフが提供する2泊3日の滞在型のメンタルヘルスプログラムを説明。BEACHTOWN代表取締役の黒野崇氏は、4月11日に開業予定のアウトドアフィットネスクラブ『greener』を企画立案から手がけており、アウトドアフィットネスの“ストック型の収益”、“少ない初期投資”、“ニーズにマッチした集客”など、従来にない持続可能なビジネスモデルを紹介した。また、護持の里たまゆら代表理事の小山芳久氏は、源泉浴や自家製の酵素を用いたファスティング、自然散策・自然体験をはじめとする環境を活かしたプログラムがもたらす地域活性化の現状を報告。また四條畷学園大学教授で総合地球環境学研究所名誉教授の嘉田良平氏は、椿温泉が過疎・高齢化や団体旅行客の減少に向けた対策として、都市の企業と連携したワーケーション拠点の設置、廃校を利用したフリースクールの開設、各種イベントの開催をはじめとした若者の温泉復帰プランについて取り上げた。

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