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On-the-go Wellness Solutions (多忙な人々へ便利に健康改善を)

2020年はコロナウイルスの脅威がアジアを中心に駆け巡る幕開けとなりました。米国でも中西部を中心とするインフルエンザが流行しているようです。私の住む南カリフォルニアは運よく例年よりも日中の気温が平均22~23度と暖かいためか、今のところはマスクをしている人は殆ど見かけません。それでも油断は大敵です。サプリメントを適度に摂取し、こまめに体を動かして温めたり、うがいや手洗いには気を配り、ちょっと調子がおかしいな?と思うと直ぐに予防薬を飲むなどのいわゆるセルフメディケーションを実践しています。ただし出張などでインフルエンザが蔓延している地域に飛行機で向かうことや、狭い機内で咳き込む人の隣に座ってしまうことも時々あります。米国は日本のようにドラッグストアがターミナルや空港に無いことが多いので、移動中に薬を所持していないと即座の対応が困難です。

それらを解決するために米国トップのCVSドラッグストアチェーンは2017年後半より空港や人の集まるホテルや観光地、大学やショッピングモールなどに「On-the-go Wellness Solution」と銘打ち、処方箋無しで購入できる医薬品OTC薬やサプリメントやヘルシースナックバー、子供用のファーストエイド(バンドエイドや子供用の軟膏など)、髭剃りや歯磨き、メイクリムーバーなどのパーソナルケアを含む、実店舗で一般的に売れている商品を集約した自販機の設置を徐々に開始。ここロスアンゼルスの空港でも先月から設置がスタートしました。車椅子を乗りながらでも使用可能な22インチのタッチ式のスクリーンを操作して、支払いはキャシュレス(デビット、クレジットカード、CVS Pay)で行います。CVSメンバーを所持する消費者はスマホのバーコードを読み取らせることで割引などの特典も受けられるので、活用のニーズは広がって行くでしょう。

ニューヨークではDirty Lemonという機能性ドリンクの無人販売も話題を集めているそうで、今後もWellnessを手に入れることはもっとお手軽になっていくのだと想像します。


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