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ヨーガは“Your life”のために

ビクラム・チョードリー氏
ビクラムス ヨガ カレッジ オブ インディア プレジデント
 世界60カ国1,500におよぶヨーガチェーンの創始者で、スタジオ内を室温40度、湿度55%の環境に保った中で行なうビクラムヨガを確立。ハリウッドセレブにも愛好者を多く抱え、現在では、NASAやUCLA、コロンビア大学との共同研究でヨーガが身体機能の向上に有益であるとの結果を得るなど、医学的見地からのヨーガの普及にも貢献してきた。
 今春、日本で提携1号店をオープンさせたビクラム氏に、これまでの活動とヨーガの魅力、今後の展開などについて伺った。


■医療的な側面があるインドのヨーガ
 私は3歳でヨーガをはじめ、11歳から18歳までボンベイで古くからの慣習にならい指導を行なってきました。ただ、この方法では1日に17名の患者さんしか教えることができません。後ろには常に5,000名ほどが控えており、「多くの方に教える方法がないか」と常に考えていました。そしてアーサナを、“全てを完璧に行なう”という意味の英熟語“AtoZ”になぞらえ、26通りに集約しました。30年前の冬、日本に渡る機会を得たことで夢が実現しました。
■日本で生まれたビクラムヨガ
 
 日本は2月でとても寒く、ある時生徒さんが個々にストーブを持ち寄ったことを切っ掛けに、室温を上げたことで体が温まり、柔軟性が増し関節が柔らかくなるなど良い効果として表れるようになりました。インドに近い高温多湿であることに共通性を見出し、室温40度湿度55%に設定し、現地の気候に近い環境で行なうビクラムヨガの原型を確立しました。
■医学的な見地から研究機関も注目
 
 現在、NASAとUCLAの共同研究で 「火星移住計画」遂行時に懸念される、18ヶ月の宇宙空間滞在中の船員の骨密度や骨の耐久性の維持にヨーガが有効であることがわかってきました。コロラド州ボルダーの高地にある研究所で、宇宙空間と同じ環境をつくり実験を行なったところ、骨が3.3%成長し、骨密度が7.4%増加するといった良好な研究データが得られました。現在、次回の北京オリンピックで新たな種目としての導入も検討中です。
 
 ヨーガを一言で表すと“Most important thing is Your life”。つまり今のあなた自身が大事であるということです。長く健康的で密度の濃い楽しい生活を送ることが人間の喜びであり、それを実現できるのがヨーガなのです。

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