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ポーラが赤色光による老化抑制に関する新たな作用を発見

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社は18日、シワの原因とされる免疫細胞の一種・好中球が赤色光で皮膚に集まりにくく、近赤外線で集まりやすくなる可能性があると発表した。日常生活で赤色光を肌に届けつつ近赤外線をカットすることで、効果的なエイジングケアが期待できるという。

好中球は紫外線などの刺激により肌の真皮に炎症が生じると、好中球エラスターゼという分解酵素を放出し、コラーゲンやエラスチン等の真皮を構成する成分が分解され、シワが形成されることが判明している。一方で、様々な種類の光が皮膚に与える影響についても研究が進んでおり、皮下組織の皮膚を支えたるみを防ぐ皮膚支持帯という線維構造に影響を及ぼすこともわかってきている。

今回同社の行った実験では、好中球が血管の壁をすり抜ける際に足掛かりとしている血管内壁の接着因子が赤色光により減少し、血管外への移動を抑制することができるとわかった。さらに逆の効果が紫外線や近赤外線にあることも判明し、カットすることで、シワの原因となる好中球を皮膚に集めにくくできるという。

同社開発のシワ改善の有効成分ニールワン®と組み合わせることで、さらに好中球の働きを多面的に抑制することでさらなる効果が期待できるとしている。

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