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withコロナの美容サロン選びのキーワードは“シン密”

セミナーではコロナ禍における働き方の変化やコミュニケーションツールの活用法などについても紹介した

(株)リクルート主催のオンラインセミナー・コレカラ会議「飲食・美容領域から見るwithコロナ時代の店舗と顧客のエンゲージメントの変化」が18日に開催された。同セミナーに登壇したホットペッパービューティーアカデミーの千葉智之氏は、withコロナにおけるサロン経営のヒントとして、顧客との新たな信頼関係を築く「シン密」をキーワードに挙げた。

昨年5月にホットペッパービューティーアカデミーが実施した調査によると、前回の緊急事態宣言時に美容サロンでの施術を一時的に自宅ケアに切り替えたとの回答が約4割。一方で「今後もずっと切り替える予定」と回答した人はそのうち1割にも届かなかった。またコロナ前後で利用サロンを変えたという人は全体の約2割程度で、「遠回りしてでも担当スタイリストに見てもらいたい」との声が寄せられるなど、サロンを変更しなかった理由としては「施術者・スタッフを信頼しているから」との回答が6割を占めた。

もともと顧客がサロンを選ぶ際に信頼関係や重要性は指摘されていたが、「これまで技術メインの信頼が多かったが、コロナを通して新しい信頼の形が広がっている」と千葉氏は話す。

サロンオリジナル商品の展開や来店できない顧客へのオンラインカウンセリングサービス、他業態とのコラボレーションなど、技術以外の多様なサービスを提供するサロンが増加し、「新たな信頼“新密”」、「心の信頼“心密”」、「深い信頼“深密”」の三つの“シン密”で新しい信頼の形が構築されつつあると解説した。

セミナーでは、SNSのフォロワーや顧客へのアンケートをもとにオリジナル商品を開発した事例や、ZOOMを活用した情報発信や精神的なサポート、パーソナルジムや花屋を併設したサロンなどの取り組みを紹介した。

 

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