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1日5分、自分をかまって。—それが美への近道

【話題の人】
タレント シルクさん
 「うわさ年齢50歳」、「よしもとの美容番長」などのキャッチフレーズで知られるタレントのシルクさん。2007年に始めた美容イベント「べっぴん塾」から火がつき、美の伝道師として雑誌、テレビ、ラジオでも活躍中。その美容術をまとめた書籍「シルクのべっぴん塾」は、シリーズ30万部を突破する人気ぶり。消費者目線で発信する美容情報と優しい語り口調に共感する女性ファンは多い。


■現在の活動を始めたきっかけは?
 漫才をやっていた頃は、とにかく面白ければよかった、なり振りなんかどうでもよかったです。ところが幼なじみでずっと一緒だった相方が亡くなり、抜け殻のようになっていた頃、人目を避けて行ったニューヨークが転機になりました。30代の半ばのことです。夢を持ってニューヨークで頑張っている人たちを沢山見て、自分もこのままじゃ駄目だ、なんか始めなければという気になってきました。
 そんな時、街なかで見つけたフェイスエクササイズという看板に、これは何だろうと入ってみると、驚くことに当時患っていた顔面神経痛が一週間で治ってしまいました。顔のトレーニングに朝晩真面目に取り組んだのがきっかけで、乱れていた食生活を見直し、運動もしてみようという気になりました。ウォーキングを始めてみると、確かに寝つきや目覚めが良くなってきました。意外に性に合いました。それがスロージョギングになり、やがてランニングに。驚くことに半年後には体重が10kg減って、ついにNYフルマラソンを4時間半で走れてしまったのです。
 帰国してからもその生活は続いて、走ったり、エクササイズをしたり、勉強して食事にも気をつけたり、私はとことん美容生活を突き詰めていきました。良いと聞いた美容法は、まず自分が実験台です。そんな生活を見ていた後輩芸人に勧められ、私が経験して良かった美容法の話をするイベントをやることになります。それが思いのほか好評で、今でも月一回のペースで開催し、活動の基盤となっているイベント「べっぴん塾」です。女性限定で、毎回様々な年代の方が参加されます。先日は85歳の女性もお見えになりました。私だけが話すのではなく、今日はメイク、今日は下着の着け方と毎回テーマを決めて皆で意見を出し合う楽しいイベントです。
■「べっぴん塾」をやって感じること
 最近の若い女性は、ダイエットにしろ美容法にしろ流行りモノにすぐ反応し、楽な方法を選びがちに思えます。しかも、そんなに太ってもいないのにダイエットしたり、ダイエット自体が流行になっているようで気になります。
 安直に出来ることは、その裏に必ず危険もはらんでいるものです。その結果、トラブルを招いてしまったり。これは情報が次々と溢れ出てきますから、どれを信じてよいのか分からなく、忙しくて時間もないしで、目標がブレてしまっているからでしょう。
以下は紙面でご覧下さい。
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シルクさん
 大阪府出身、タレント。2007年より女性限定の美容イベント『シルクのべっぴん塾』をスタート。誰もが手軽にできて効果的な美容メソッドは女性たちから絶大な信頼を得ている。書籍第二弾「シルクのべっぴん塾 美欲」と初のDVD「シルクのDVDべっぴん塾」も好評発売中。

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