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消費者目線での異業種連携に期待

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 「ダイエット&ビューティーフェア2011」、「スパ・ジャパン2011」が、9月26日~28日開催された。出展社は277社、展示規模は461小間となり3日間で24,565人が来場。昨年に比べて規模を拡大しての開催となった。初日は、観光庁・溝畑宏長官の「観光と美と健康で日本を元気に!」の講演で始まった。溝畑氏は、観光立国・インバウンド3000万人へのロードマップと、日本の復興の鍵となる観光と、エステティック、スパ等の美容健康産業との連携が期待されると力強く話した。

 13時からは「ビューティ&ウエルネス サミット」として、「美と健康サービスは何処へ向かうのか」をテーマに、基調講演2題とパネルディスカッションが行われた。事前予約段階から定員(200名)を超える人気で、当日は多くの立ち見客が会場を取り巻いた。


 基調講演は、「見た目のアンチエイジング」(北里大学名誉教授 塩谷信幸氏)と、「美容、健康、医療をマーケティングする」多摩大学教授 真野俊樹氏)の2題。いずれも多様化するニーズに対応するための消費者目線の重要さ、美容、健康、医療サービスの取組み、高齢化・グローバル社会におけるビジネスチャンスについて提案された。
 後半のパネルディスカッションには、両氏に加え、㈱ソシエ・ワールド代表取締役社長 須藤政子氏、スポーツクラブNAS㈱代表取締役社長 柴山良成氏が登壇した。須藤氏は、美容や健康の情報や選択肢が増えたいま、消費者に選ばれるサービスになることの難しさを強調。柴山氏は、既存の業界の常識にとらわれず、幅広い消費者に健康や美容サービスを提供していく考えを示した。
 参加者からは、消費者が求めるサービスを提供するために、異業種間の交流や連携が加速していくことに期待するとの感想が聞かれた。

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