特集

星野リゾートのスパ戦略

【特集:スパ ウエルネス・ツーリズム】

kai_matsumoto_120105.jpg界 松本

 星野リゾートは現在全国で28 カ所のリゾート、宿泊施設を展開しているが「星のや軽井沢」の「森林養生プラン」や「星野リゾートタラサ志摩」の「タラソダイエティ―クステイ」を始め、ほとんどの施設で滞在型プログラムとして独自のスパトリートメントやアクティビティを提供している。


●「森林養生プラン」でダイエットを体感
 2007 年から始めた「森林養生プラン」(Luxury Diet Program) は、「現代人の湯治」をテーマにした3 泊4 日のプログラムだ。5 組限定で毎月2 回実施しており、参加者は通算130 人以上になっており、その多くが、星のや 軽井沢リピーターになっている。また同プログラムは帰宅後にも生きる行動変容が狙いだが、実際「ダイエット目的の方の9割が変化を実感している 」という。
 費用は一人25 万円~30 万円と比較的高価格帯だが、中高年富裕層だけでなく30 代~40 代OL 層の参加者も多い。 概ね、健康や身体への関心は強く、中には医療従事者もいるという。同プログラムをガイドする食事療養士の辻野氏が、問診し滞在中の個人プログラムを作成し指導していく。
 メニューには、森林散策、スパトリートメント、温泉、精進料理、オーガニックフレンチ、 ワークショップ(空気食、自己対話、瞑想)等の体験や、カウンセリング、鍼灸・整体の治療が盛り込まれている。同プログラムの根底を流れるのは東洋医学をベースにした考え方で、「気を巡らす」ことを目指す。
 プログラムが始まって最初の関門は玄米食の咀嚼ワークショップ。辻野氏の講義を聞きながらの一口100 〜200回噛む非日常的な食事は行動変容の大きなフックとなる。
●界ブランド展開等今後の展開
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