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炭酸入りソフトドリンクと炭酸水カテゴリーが日本市場で著しく成長(MINTELグローバルトレンドレポート9)

革新的な五感へのアプローチとフレーバーで、日本市場における炭酸入りソフトドリンクと炭酸水の著しい成長が見られています。Mintel GNPDの発表によるとぶどうのフレーバーが特に成長しています。日本では、ぶどうへの消費が増えるなど、果物としてのぶどうの人気が高まっており、ブランドは人気のある果物を炭酸入りソフトドリンクや炭酸水のフレーバーに取り込んでいます。
また、梅やメロンなどのニッチなフレーバーに注目し、消費者に目新しさを提供しようとするブランドもあります。

より良い消費体験のために五感に働きかける

炭酸入りソフトドリンクと炭酸水のブランドは、消費者の五感により強く訴えることのできるように味だけではなく、炭酸の強さや食感、そして温度までも工夫をしています。その結果より多くの日本の消費者が強炭酸に興味を示しています。

日本での炭酸入りソフトドリンクの販売は、渇いた喉を潤したいと手を伸ばす消費者の動向を反映するように暑い時期に好調です。ブランドはこの傾向に清涼感を取り入れた商品で対応することができるでしょう。
日本のブランドからは、冷凍することも可能な商品も発売されています。このような商品は冷凍することでアイスキャンディーのようにして楽しむことができ、柔らかくなるまで手で絞りながら食べることができます。

三ツ矢サイダーフローズンソーダは冷凍して食べることを目的に開発されています。20-25分ほど室温に放置し、柔らかくなるまで手で絞りながら食べることができます。

コカコーラ フローズン レモンフレーバー炭酸ドリンクは、は、「Olympics Worldwide Partner」のロゴを付けてリパッケージされました。この商品は15分から20分ほど室温で解凍した後に柔らかくなるまで手で絞りながら食べることができます。果汁を1%配合しており、1パック125gです。

健康志向の消費者にはヘルシーな炭酸ドリンクを

特にパンデミックの発生以来、健康維持とリフレッシュのために、ヘルシーな特長を備えた炭酸ドリンクへの需要が高まっています。様々な健康効果の中でも、糖質オフはブランドにとって外せない点です。食糧醸界新聞社によると、日本の無糖炭酸飲料市場は13年連続で拡大しており、2020年には最大の市場規模を記録しているとのことです。

ブランドは糖質オフの分野で消費者の期待に応えようとしています。キリンビバレッジは、ベストセラー「キリンレモン」の無糖タイプ「キリンレモン無糖」を発売しました。消費者の間で好評を博し、2020年のブランド年間販売目標を10%以上上回りました。

ウィルキンソンタンサンエクストラ は、難消化性デキストリンを配合し、脂肪や糖の吸収を抑える効果があります。

 

サントリー天然水スパークリングレモン は、強炭酸、山梨の天然水、2021年の間に朝採りされた新鮮なレモンを使ったオーガニックレモン果汁が特徴です。

The opportunity

炭酸入りソフトドリンクとスパークリングウォーターは、消費者の味覚体験においての感覚の部分を高めることで、さらなる成長を遂げることができるでしょう。また、ブランドは、糖質をカットし、天然成分を用いたり、健康上のメリットを加えたりすることによって、ヘルシーさのアピールを追求することができます。

*すべての製品はMintel GNPDから抜粋

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