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タイ人の10人に7人がセルフケア行為として塩味のスナック菓子をつまんでいる(MINTELグローバルトレンドレポート15)

タイの消費者にとって、新型コロナウイルスのパンデミックは、間食を通して「セルフケアと心のウェルネス」への渇望を高めるものとなりました。Mintelの最新の調査によると、タイの消費者の77%が、塩味のあるおやつを自分へのご褒美として選んでいることがわかりました。特に、25-34歳の消費者においては88%の消費者が選んでいることが分かっています。
さらに、パンデミックによるストレスや不安、都市部での多忙なライフスタイルが、タイ人の間食のシーンに影響を与えています。仕事中、通勤・移動中、レジャー中に間食をする「Distracted Snacking」は、76%の消費者が習慣として行っています。

Mintel Reports Thailandのフード&ドリンク部門アソシエイトディレクターであるPimwadee (Sara) Aguilarは、次のように述べています。

「間食は、タイの消費者にとって、一日を楽しく過ごすための楽しみです。Mintel Global Consumer Researchによると、2021年には、タイ人が食事をスナックやドリンクに置き換える頻度がインド人に次いで他のアジア太平洋地域と比較して最も高いことが分かっています。」
「塩味のスナックを製造する企業にとって、食と気分の関係に対する消費者の関心の高まりは、製品メッセージやマーケティングキャンペーンにおいて幸福度を促進するのに役立つ可能性を秘めています。」

また、タイの消費者の多くは、友人との交流や家族との充実した時間を過ごす「We Time」(54%)、退屈やストレスを感じたときなどの「Me Time」(45%)といった場面で塩味のおやつを食べています。年齢別では、ミレニアル世代(25-44歳)の59%が「We Time」、Z世代(18-24歳)の58%が「Me Time」にを間食をする傾向があります。

健康と贅沢の両立

塩味のスナック菓子はほっとするような精神的な快適さを訴求するものの、ナトリウムや添加物・保存料は、消費者のヘルシーな食品へのニーズと摩擦を生じています。ミンテル グローバル新製品データベース(GNPD)によると、2019年1月から2021年12月にかけて、天然素材を使用し保存料やアレルゲンは無添加の塩味スナックの発売が人気を集め(19%)ているほか、環境に優しい製品提案も関心を集めています(17%)。

また、Thai Healthier Choiceロゴのような第三者機関について知っているタイの消費者のうち、77%がこれら機関の認定を受けた商品を好んで購入するといいます。

「塩味のスナックに含まれる健康に悪いとされる成分(ナトリウムや添加物など)の削減とは別に、タイの消費者は間食に対する罪悪感を軽減するために、さらなる健康効果を持つ製品を求めています。また、冒険的な味を求める消費者は、健康上のメリットにお金を払うことをより望んでいます。
同時に、製品の健康価値を高めるためにブランドが取ることのできるアプローチとして、栄養面の強化がより受け入れられていることがわかります。
塩味のスナックがタイの消費者の食生活において、贅沢でありながらヘルシーでいるために、健康への付加価値を高め、味に妥協しない工夫をすることが重要になっていることも明らかです。」

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