連載

フットパスで地域の魅力と出合い、健康促進で笑顔に

地域の美と健康が動き出した【第52回】(熊本県)

フットパスは、健康・観光・地域の活性化に役立つ商品だと、多くの自治体から高い期待が寄せられている。現在コロナ禍で、密を回避した新しい生活様式のもと、その需要は高まっている。

記念写真!

合同会社フットパス研究所は、熊本県内でフットパスによる地域づくり活動を展開しており、地元居住のガイドとゆっくり歩きながら、道中で目にする景色の説明を受け、目的地点では地元食材で作られた「フットパス弁当」を頂く内容の、オリジナル性が高いガイドスタイルを新しいコースとして採用した。

商品化に向け、モニターとして健康への高い意識を有する企業などが最適である旨を同社に提案したところ、保険会社や地元銀行のウォーキング部の方々にフットパスを体験していただけた。参加者からは「楽しく歩けて気分爽快、また来たい」などの高い評価を得ることができ、その分析結果を踏まえて、課題の抽出、ブラッシュアップのポイント、適正な価格設定などについてもアドバイスを行った。

これらのフットパスコースの中でも「二俣橋のコース」は、二俣橋、馬門橋などの石橋や、猿田彦大神、馬頭観音といった見どころも満載である。昭和39年に廃線となった熊延鉄道の遺構をクローズアップし、その場で写真撮影を行う等することで、印象深いスポットとした。道中には、美味しいパン屋やカフェの他に、物産館や温泉もあり、人気の高いコースとなっている。

老若男女が歩くことで健康になり、加えてフットパスを受け入れる地域で新たな交流が生まれ、この好循環による地域収益性の向上で、持続可能な観光地へと発展する。健康で笑顔になれるフットパス商品のフォローアップを通じて、地域が抱える過疎や高齢化などの課題解決への貢献も期待でき、今後の展開が益々楽しみである。

中小機構九州本部 中小企業支援アドバイザー(経営支援)

外山 由惠

自治体とのネットワークと観光の知見を持ち、事業者の活性化を支援します。

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