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スポーツ分野、女性層の利用進む(特集:カキ)

食業界で長年利用されている伝統マリーン素材・カキ。体感の高さに加え、伝承的薬効に科学的エビデンスが備わり、薬局・薬店、ドラッグストアでは定番アイテムに。複数のヘルスクレームが謳える機能性表示食品も流通する。新たな市場開拓では、スポーツ分野での利用が進むほか、日常生活において“コロナ疲れ”を感じる人が増える中、新規ユーザーの獲得にも繋がっている。また、亜鉛、鉄などのミネラル類を含むカキは、フェムケア商材としての広がりも期待される。

 

別名“海のミルク”、栄養抜群のカキ

各社、独自原料・エビデンスで提案

 海のミルク”“海のスーパーフード”とも呼ばれるカキ。亜鉛、鉄、セレン、クロム、マグネシウムなどのミネラル類、ビタミンA、B群、D、Eなどのビタミン類、グリコーゲン、タウリンなどを豊富に含む。なかでも、亜鉛含有量は食品中で突出しているほか、タウリンもトップクラスの含有量を誇る。 健食市場で流通するカキ原料は、エキスを抽出・濃縮したものが大半を占める。各社とも製法に違いはあるが、基本的な原理はカキ肉の煮汁を抽出し、水分を飛ばして原液にするのが一般的。

 国内では、瀬戸内海、北陸産、三陸産などのカキを使用。県別生産量では、広島県が約1万8,200tで最も多く全体の約6割を占める。県によると、今シーズンは、海水温の上昇などの要因から成育不良で例年より水揚げ量が下回っているという。健食向け原料の供給面における影響はほぼないが、価格については各社からは、「現状維持で提供できる」「今後、値上げの検討をする可能性がある」など様々な声が聞かれた。

 海外品は中国産、韓国産、インド産などがある。原料価格はキロあたり8,000円前後から2万円前後。 主な原料・OEMサプライヤーは、備前化成、丸善製薬、サンエフ、ヤマト漢方、松翔など。各社、産地、製法、価格、機能性データなどで差別化を図る。原料では、ペプチドや亜鉛などの成分含有量を向上させたものや、乳酸菌発酵を用いたオリジナル原料などが流通する。機能性データでは、「抗疲労」「男性機能」「骨の健康」分野のエビデンスなどのほか、サンエフでは、自社原料を用いた臨床試験で「子供の身長成長」への有効性を確認している。

続きは、本紙3月15日発行号(1760号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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