古来より、日本人の食文化に密接に関わってきた大豆。日本人は体感的に大豆の持つ優れた機能性に気づき、食生活に活かしてきた。大豆は、食物繊維と植物エストロゲンを豊富に含み、さらに8種類の必須アミノ酸を理想的なバランスで含有するたん白質豊富な植物性食品である。同時にサプリメント原料として多くの期待と可能性を持つ素材でもある。大豆由来の機能性素材としては、大豆イソフラボンをはじめ大豆プロテイン、大豆ペプチド、油脂スカムから精製されるトコフェロール、ステロール、サポニン、レシチンなど、大豆由来来成分は数多く、「機能性素材の母」といっても過言ではない。これまで順調に推移してきた大豆由来の機能素材だが、厚生労働省による大豆イソフラボン上限値設定問題は、業界に少なからぬ波紋を生じさせている。今回は日本人の伝統食という食経験と、数多くのエビデンスに裏打ちされる大豆由来素材の持つ機能性を再確認し、主な素材の今後の市場動向を見ていきたい。
特集
特集 大豆由来機能性素材 国内外で注目される機能性素材の宝庫
特集
- 【関西受託ガイド】関西圏受託メーカーの+@に注目
- 【雑穀】アワに新品種、新たな商品開発に期待感
- 【スピルリナ】「栄養強化」「着色」で市場定着 アンチエイジングで新知見も
- 【慢性炎症対策】慢性炎症対策は健康長寿実現の切り札
- 【アレルギー対応素材】“国民の二人に一人”、 対応素材の活用領域拡大
- 【β-グルカン】免疫賦活、 海外ニーズ高く
- 【別冊エイジングケア】ウェルビーイングをテーマに健食・コスメ脚光
- 【海外進出サポート】健食輸出額は前年比 170% 以 上 台・越・中市場へ進出加速
- 【男性サポート】“コロナ”“暑さ”疲れでユーザー拡大 男性更年期対策としても注目に
- 【青汁】コロナ明け、下期の伸長に期待