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富士山を望むロケーションでヨガ、スパ&ランチ人気

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スパとホテルが好循環を呼ぶ取り組み

日本平ホテル スパ ペボニア・ボタニカ (静岡市)

 「日本平ホテル」は、静岡市の広大な台地日本平に位置する。正面に、駿河湾、三保の松原、富士山を望む絶好のロケーションだ。昨年9月の全面建て替え開業に際し、「スパ ペボニア・ボタニカ」を同時オープンした。


全面建て替えでスパを導入
 「日本平ホテル」は、静岡市の日本平公園整備事業の一環として、旧本別館を統合し6階建ての近代的なデザインのホテルとして生まれ変わった。9月、全面建て替えオープンからちょうど1年を迎えた。3万坪の広大な敷地、眼下に駿河湾、正面に富士山を望む絶好のロケーションだ。客室のほとんどが富士山ビュー。地域一番のホテルブランドとして、近隣企業や住民の会合や会議、結婚披露宴にと利用され親しまれている。
 今回のホテル開業に伴いロビー階に、スパ施設「スパ ペボニア・ボタニカ」を同時オープンした。開業1年が経過し同ホテルの根強いファンからの口コミで徐々に固定客を増やしている。ホテルスパは、近隣の静岡駅や焼津駅周辺にもあるが、富士山の見える開放的なトリートメントルーム環境と、知名度のあるスパプロダクツ、質の高い施術で差別化を図った。
 利用者は、市内から約8割。残りが、市外や都内からの宿泊客。週末は泊り客の利用が多いが、平日昼間は地元主婦層が占める。ホテルとのタイアップ企画が新規客を増やし、やがてリピーターとして定着するという流れだ。
 最近では60分のスパとスパキュイジーヌランチ(寿司)とのスパ&ランチメニュー(12,000円)が話題を呼んだ。通年のスパ&ランチは60分、90分、120分のボディとフェイシャルを組み合わせたトリートメントから選択できる。その他、ボディまたはホワイトニングとスパキュイジーヌディナーと宿泊、ランチ付のデイユースなどプランは多彩だ。ブライダルコース需要も増えている。
 オーダーの多いトリートメントは、ペボニアブランドらしい香りのトロピカルボディラインで全身のボディスクラブとヴィシーレイン(シャワー)、ボディトリートメントの組み合わせも。全4部屋のトリートメントルーム、内1室はカップルルーム。現在スタッフは4名。
朝ヨガなどのウエルネスプログラムも人気
 「スパ&ランチ+1時間の朝ヨガ(またはイブニングヨガ)」の企画も、第3土曜に開催中だ。好調で、毎週開催に拡大することも検討している。今後は、鳥の声を聴きながらウォーキングするなどの周辺の自然環境を活用する癒しのリトリートプログラムも計画中だ。
 同スパ施設マネージャーの前嶋恵さんは「ホテルが、スパと一緒に、参加型のウエルネスプログラムや、プラン、集客など積極的に取り組んでくれることが心強い。ホテルとスパとの協力関係が、今後のスパ成功の重要なポイントだと感じている」と話す。ホテルの客がスパの客になり、スパの評判がまたホテル利用を上げるといった好循環をもたらす。母体施設側とスパ運営側との協力関係が、売り上げ拡大の重要な条件であることは間違いない。(http://pevoniabotanicaspa.com/)

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