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16年エステティック市場規模は微増

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1月10日、2016 年のエステティックサロン市場規模(売上高ベース)は、前年度比 100.3%の3,572 億円(見込み)と発表された(矢野経済研究所)。

発表によると、美顔、痩身・ボディ各市場は、競合する一般化粧品や美容家電等の台頭があるものの、アンチエイジング、リラクゼーション的要素の強い痩身・ボディ施術等への根強い需要により横這いから微増で推移する見通し。メンズエステ、物販などの市場は縮小傾向という。脱毛市場は、脱毛特化型サロンが引き続き軒並み業績を拡大するなど、全体市場の伸び悩みをカバーする形となっている。また脱毛の抵抗感が薄れ、今まで利用していなかった男性や中高年層女性など利用者層が広がり、今後も成長が期待されるという。

市場全体では、国内の利用者数の頭打ちや周辺美容産業サービスなどの台頭により、取り巻く環境の厳しさがさらに増す。今後は業界に対する興味・関心や認知度の向上、マイナスイメージ払拭のために、所轄省庁を含めた業界標準の統一基準や商慣行の整備、消費者保護体制の強化が課題。また、人材不足も大きな問題となっている。

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