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「抗糖化」は エイジングケアの 当たり前に〈インタビュー〉

ポーラ化成工業㈱ 肌科学研究部(薬学博士)  多田 明弘氏

「抗糖化」ブームに火をつけたポーラの『B.A』シリーズ。その開発に携わってきた多田明弘氏に肌の糖化について聞いた。日本における肌の糖化研究の第一人者だ。今年9月のダイエット&ビューティーフェア(アンチエイジングジャパン)内の「抗糖化」特別セミナーで講演する。

抗糖化商品B.Aの開発について?

2009 年に発売されて抗糖化ブームを作った『B.A.』は実は同シリーズの4 世代目となります。初代のB.A.( バイオアクシィブ)は、真皮を元気にするというコンセプトで1985 年に誕生しました。その後96 年の第2 世代、2003 年の第3 世代と続きます。そして、第4 を経て、一昨年に発売された第5 世代は、抗糖化に加え、真皮成分の増加を促進するゴールデンシルクエキスを配合しました。
2003 年頃、三世代目『B.A.』がヒットして、さて、次をどうするかの話のとき、当時研究に取り掛かっていた糖化最終生成AGEs(Advanced Glycation Endproducts)が、面白いということになりました。ヒトはAGEs を分解する酵素を持たないので、一度できるとそのまま体内に蓄積され、なかなか排出されません。そのため、それまでの糖化研究の評価法は「予防」に重点を置かれてきました。そこで、我々は糖化により蓄積されたAGEs 量を除去することで肌を改善する挑戦を始めました。分子が大きいことがAGEs の代謝を難しくしている要因の一つです。それならAGEs の分子を小さく切断して、ターンオーバーやリンパの流れで排出できないかと考えたのです。医薬部外品への添加も視野に入れ、128種類の成分を検証。そのうち5 つの成分にAGEs の切断作用を発見しました。その中で最も効果の高かったのがヨモギでした。有用成分を特定し、YAC エキスと
命名しました。糖分を添加したコラーゲンゲルにそのエキスを加えると、2 週間でAGEs が減少することを確認しました。ついに、蓄積されたAGEs を除去し、糖化がすでに進んだ真皮の状態を『元に戻す』可能性が示唆されたのです。

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