行政・業界動向

SNS・デジタル活用で変わるスキンケア 最先端のテクノロジーで市場を創出【化粧品】

テクノロジーの力で美容をサポートするビューティテック分野の成長は目覚ましい。2022 年のビューティテックの市場規模は全世界で 621 億ドル、30 年には 1,891 億ドルにまで 成長するといわれている。生成 AI やメタバース、AR/VR を活用したサービスにより、スキンケアの在り方が変わろうとしている。


CES に集う最新のビューティテック

米国・ラスベガスで開催された世界 最大級のデジタル技術展示会「CES 2024」(1 月 9 ~ 12 日)に、最新のビュー ティテクノロジーが集まった。仏・ロレア ルは生成 AI を活用したアドバイザーツー ル「Beauty Genius(ビューティ ジニアス)」 を出展した。同製品はスマートフォンのカ メラを利用して自分を撮影することで、AI が肌の状態を解析し、自分の肌に合った 商品を提案してくれるという。さらに AR 機能により、メイクや染髪した状態を確 認できる機能も搭載する。今回、初日の 開幕基調講演に登壇したロレアルグルー プの最高経営責任者のニコラ・イエロニ ムス氏は「未来の美は、テクノロジーによっ て、より身近なものになる」とし、美容と 技術の組み合わせが新たな世界を創造 すると語った。(※19 面に関連記事掲載) 今回 CES に初出展した資生堂も、画像 認識機能を活用し、正しい美容動作を 学べる「Beauty AR Navigation」や、顔写真から将来の肌の悩みを予測する ツールなどを紹介しており、こうしたサー ビスが消費者に提供される日は目の前ま で来ている。

SNS の口コミが判断基準に

㈱アイスタイルが昨年 12 月に発表した 1 年間で最も消費者に支持された商品を 表彰する「@cosme ベストコスメアワード 2023」では、総合大賞にオルビスの「エッセンスインヘアミルク」が選ばれた。同商 品の発売は 2011 年。リピーターに強く支 持されてきたロングセラー商品だが、リニューアルや広告宣伝などは一切行って いない。要因は複数挙げられるが、きっ か けは SNS を中 心 に 話 題となり、@cosme 内で前年比の 5 倍以上のクチコミ が投稿され、一気に火がついたことだ。

15~24 歳のいわゆる Z 世代を対象とした意識調査では「Instagram」「動画配信サービス」「TikTok」「口コミアプリ・サイト」「Twitter」などが美容情報を収集する方法の上位に挙げられており、若 年層のマーケティングにおいては SNS が 欠かせないことが見て取れる。

美容系 SNS メディアの担当者は「その時、そのタイミングでアップするのがい いと思った情報を発信しており、担当者の裁量に任されている。3 年前にメディア を立ち上げて以降、特別な営業活動は行っていないが年々案件の数は増えている」と話す。

DIET&BEAUTY新春号抜粋。記事の続きは「読者登録」で読むことができます! ⇒こちらから

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