05年青汁市場、620億円に
新たな切り口模索、飲みやすさ追及などで差別化
05年の青汁市場は、本紙調査で前年比微増の620億円前後(小売ベース・推計値)となった。青汁商品の売れ行きについて前年実績並みと回答する企業が多いなか、主要企業数社が2ケタ台の好調な売上げ伸び率を示しており、それが市場全体を若干押し上げた格好だ。これまで順調に拡大してきた青汁市場は、2004年には20%~50%増という好調な伸びを示す企業が目立ち、市場規模600億円前後(小売ベース・推計値)に到達している。昨年も新商品上市が相次ぎ、前年の勢いを持続するかにみえたが、市場全体でみるとやや力強さに欠ける低成長となった。こうした状況下で、各社とも機能性研究による新たな切り口の模索、飲みやすさの工夫など差別化商品の開発に力を注いでいる。
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特集【青汁】(第1142号)
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