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【ZOOM UP】注目のアイケア素材 ルテイン、ゼアキサンチン、クロセチン 次は一般食品にも

ルテインやゼアキサンチンといったカロテノイドは、機能性表示食品制度をきっかけに、消費者にも幅広く認知される存在になった。今後はサプリメントのみならず、一般食品へも活躍の場を広げると見られており、飲料や菓子などに使用できるような、安定性の高い原料も登場している。本特集では、ルテイン、ゼアキサンチン、クロセチンなどを中心に取り上げる(ブルーベリー、アスタキサンチンについてはそれぞれ別特集を予定)。



局所点眼のみは「勉強不足」

カロテノイドを摂取することによって、何かが劇的に変わるわけではない。それはビタミンと同じで、「充足したからといって必ずしも著しい体感性があるわけではなく、むしろ不足した状態が支障をきたす」ためで、欠乏状態を回避することが重要となる。「高い体感性というよりも、エビデンス面での数字で効果が確認される」(中堅企業幹部)。
薬学界の一部には、「目に作用するには局所点眼が最も効果的」との意見がある。しかしアイケアは一時の即効性を求める治療ではないため、「点眼よりも、経口摂取で血液に乗せたほうが良い」というのが主流になりつつある。「点眼のみを可とするのは勉強不足」との声も聞かれるようになった。
目が物を見るという行為は、大きく分けて三段階に分けられる。最初は、眼球を動かして対象物に向ける、その次に角膜と水晶体によってピントを合わせる。そしてそこで写った像が網膜を通じて視神経に伝達され、脳で認識される。ピントを合わせる部分はさらに、大まかなコースフォーカスを行う角膜と、より正確なファインフォーカスを行う水晶体に分けられ、このうちコースフォーカスが8割を占めるといわれている。
眼球を動かすにしても、ピントを合わせるにしても、いずれも筋肉の働きによ・・・

機能性表示で拡大
一般食品にも

「機能性表示をきっかけに3割ほど売上が伸びている」、「ここ2年ほど売上は続伸」など、カロテノイド系のアイケア原料が好調な企業は多い。「機能性表示ですでにかなりの数の商品が出ており、今後も出てくる。(それに伴って)消費者認知も高まっている」という背景があり、「今年も売上増を見込む」との観測が広がっている。
機能性表示食品制度が始まった当・・・

(詳しくは2/15発行・第1614号で)

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