話題の人

美容と医療、両方の視点で

美と健康の仕掛け人に聞く
津田クリニック副院長、佐賀大学医学部皮膚科非常勤講師 津田攝子氏

 
 皮膚科専門医の小顔作りメソッドで知られ、テレビや女性誌で活躍する津田攝子氏(医師・皮膚科専門医)。9月の「ダイエット&ビューティーフェア2012」のセミナーでも、その独自の人気メソッドを学ぼうと多くのエステティシャンが会場に詰めかけた。


静脈に着目しマッサージの開発に至った訳は?
 
 きっかけは、頭頚部外科・耳鼻科が専門の臨床医である夫の「むくみの主犯は静脈だ」という一言でした。数千例に及ぶ手術の経験があり、様々な症例を診てきた医師の言葉ですから、大きなショックを受けました。
 
 そもそも、静脈は心臓の圧の影響を受けにくいので流れが滞り易いのです。
 私は、さっそく解剖学、生物学、病理学の専門書をもう一度紐解き直しました。頭部頚部に走るいわば“静脈の地図”が、予め解って、静脈の走行を捉えて強制的に流せば、血行が良くなり間違いなくむくみが解消されるはずです。
 
 一日に心臓から排出される血液量は約8,000L。動脈から静脈に運ばれる間に毛細血管で栄養の受け渡しをしていますが、血液に含まれる約14L /分の水分が毛細血管から漏れ出します。普通は、その余分な水分が静脈とリンパ管から回収されます。そのとき、血行不良によって静脈やリンパ管にスムーズに再吸収されないとむくみが生じるのです。
 
 流れさえ良くなれば顔も足もすぐにスッキリします。しかし、静脈が主犯といったように、リンパの約10 倍の回収能力を持っていることは意外に知られていません。静脈に直接アプローチするオリジナルのマッサージで、術後のケアや美容や健康のために活用しようと考えたのです。
「津田攝子式静脈マッサージⓇ」 の特長は?
今後の活動は?

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