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世界が注目する 超高齢社会日本の挑戦〈インタビュー〉

津田塾大学 総合政策学部 教授  森田 朗 氏

先ごろ「50年後の人口は8,808万人、出生率は1.44で前回推計より回復した」(国立社会保障・人口問題研究所)と将来推計人口が公表された。進行する少子高齢化は、当然、美容・健康産業においても大きな影響を及ぼし、変化を強いられることとなる。日本の人口減少のこれからについて、森田朗前国立社会保障・人口問題研究所所長に話を聞いた。

日本の人口の推移について?

日本の人口は西暦600 年頃の500 万人から2010 年のピーク時までずっと右肩上がりできました。江戸時代に3,000万人を超え、明治になってからは急カーブで増加していきました。しかし、これからは急なカーブで減少していくことになります。1 人の女性が生涯に産む子供の数の平均(合計特殊出生率)が2.07 を切ると人口は減少しますが、今の日本は1.44。20 代30 代の母親になる世代の女性の数が2060 年には半分以下になると推計されています。今は出生に対して死亡が30 万人多いのですが、2040 年には毎年100 万人ずつ人口が減っていきます。 そこから先、単純に合計特殊出生率を1.4 くらいで計算して行くと、あと千数百年で最後の日本人がいなくなるという計算になります。

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