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【今月のトップ記事】「男性の外見力アップ」をマネジメント


「PDSパーソナルデザインスタジオ」(東京・赤坂)

 東京・赤坂五丁目TBS開発計画地「赤坂サカス」のオフィス商業複合施設「赤坂Bizタワー」の一角に、男性専用の身だしなみを整えるパーソナルケアサロンがオープンした。専門スタッフが忙しいビジネスマンの身だしなみを整え、印象分析やテーマ策定を行い、外見イメージの向上をサポートしていく。男性の美意識の変化で男性美容市場の拡大が期待されるなか、また新しいビジネスが注目されている。
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 「赤坂サカス」のビューティサービスとして、仲通りを挟んだ低層棟の2階に、リラクゼーションサロン2店と並んで男性専用のパーソナルケアを提供する「PDSパーソナルデザインスタジオ」がオープンした。サロンを運営する㈱パーソナルデザイン(東京都港区)代表取締役でパーソナルプロデューサーの唐津理恵氏は、大手化粧品会社の取締役を経て、2000年に起業。政治家やエグゼクティブを対象としたスタイリング、ボイストレーニング、スピーチトレーニングなどのプロデュース事業をスタートした。
 同社が行なったアンケート調査では、「商談相手の見た目で気になる部位」として男女とも60%以上が「顔」をあげ、「髪型」、「スーツ」と続く。また70%の男性が、「自分の顔がむくんでいる」と感じており、そのうち7割は週1回以上の頻度でむくみを感じているという。この意識調査にパーソナルデザインの必要性を見いだした。唐澤氏は「パーソナルデザインとは、ひとりひとりの外見の印象と内面的な特性をみつめ、ビジネス環境や将来像に合った戦略的な外見の印象表現として反映させる手法。人を総合的に分析する点で、これまでにないサービス」と説明する。この要素をオリジナルのパーソナルデザインマップ上にマトリックス化し分析する。
 アピールポイントや問題点を抽出し、図式化してみると「見た目と中身が本人の想像以上に乖離している」という。外見、内面それぞれを優先させるか、また両立か、分析結果から業界、業種、職位に応じた印象表現テーマを策定しトータルなデザイン戦略を立案する。
 スタジオ内は開放的なガラス張りの窓を配し、鏡を前にトリートメントチェア4台が設置されただけのシンプルなレイアウトで、上質な大人の空間を演出。スタッフをイメージコンシェルジュと呼ぶ。顔のツボを刺激しリフレッシュさせるオリジナルの顔力マッサージ(40分、8,400円)、眉カット(15分、3,150円)などを提供。入会金6万3,000円で会員になるとパーソナルプロデューサーによる印象分析やテーマ策定、アドバイスなどのパーソナルデザインコースが受けられる。今年度の会員目標は300人。今後も多店舗展開を目指し、名古屋、大阪、福岡などの国内店舗に加え、ビジネスマンの出張頻度の高い上海、ソウルへの海外出店も計画している。

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