スパ

施術・フィットネスで都市型スパに挑戦

高い土地代や人件費の課題、克服へ
東京・六本木、東京ミッドタウン内 『シュウサンクチュアリスパ&フィトネス』
 2007年に開業した東京・六本木の東京ミッドタウン。そのメインショッピングゾーン・ガレリアの2階、ヘルス&ビューティエリアに、『シュウサンクチュアリスパ&フィトネス』はある。都市型デイスパ共通の“高額な地代や人件費”という課題。
 フィットネスとスパを融合したニューヨークの最新ビジネスモデルは、この難題をいかに克服しているのだろうか。


ハンデを武器に変える、徹底した合理主義
 ニューヨークの成功モデルを導入した『シュウサンクチュアリスパ&フィトネス』は、スタジオをもつフェイシャル中心のスパ。六本木という土地柄から、より感度の高い層を狙っている。昨年10月、従来のエステティックサロンをリニューアルし新業態としてオープン、さらに集客がアップした。
 ニューヨーカーに支持された洗練された施設やサービスについて、リニューアルを担当した相馬順子氏に聞いた。「地代、人件費の高い東京では施術中心のデイスパが成立しにくい。ニューヨークでは今、エクセール、クレイスパといったアッパー層向けのフィットネスとフェイシャル中心のスパが融合した施設が成功しています。これと同じビジネスモデルが東京には一番合うと考えました」。
 基本は、“生産エリア7に対し非生産エリア3”。実際、240㎡の施設内はベッドルーム6部屋。非生産エ
リアは極力排除し、以前ラウンジだった部分にはハンド&フットケアチェアを3台配置。スタッフの人数を抑えシフトも変えた。トレーナーの人件費等を考慮し、ジム設備は作らなかった。

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