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ニキビへの有用性など新データ発表

 ビタミンC60バイオリサーチ㈱(東京都中央区、03-3517-3251)は、機能性化粧品成分「フラーレン」を販売している。同社では、新たにフラーレンのニキビに対する有用性と、アスコルビン酸(ビタミンC)と併用した場合の相乗効果についてデータを公表した。
 
 臨床試験によるニキビ改善効果の検証では、同社が昨年発売したスクワラン溶解フラーレン「リポフラーレン®」を配合したジェルを使用。20歳から39歳までの男女11人にジェルを塗布し、4週間・8週間後の水分量、皮脂量、肌状態、ニキビの数の変化を見た。


 結果、肌の水分量は有意に増加したが、皮脂量には有意差は無かった。さらにニキビの数は全ての被験者で有意に減少。フラーレンは乾燥などのデメリットが無く、皮脂や皮膚のバリア機能を保持したままニキビに効く新成分という評価を得た。
 
 フラーレンとアスコルビン酸の併用による相乗効果を調べた試験では、マウスにUV-Bを照射し、それぞれ単独の場合と併用した場合の活性酸素量、紅斑の数、細胞死の数を測定した。結果は、アスコルビン酸単独・フラーレン単独でも活性酸素、紅斑、細胞死の数を減らすことができたが、併用した場合は単独では達成できないレベルにまで効果が上がった。
 これによって、実際の製品にも数多く採用されているビタミンCとフラーレンの併用効果がある程度裏付けられたという。

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