連載

愛媛県産シルク成分配合のヘアケア・ ボディケアブランド「SILMORE」(愛媛県)

古くから養蚕業が盛んであった愛媛県西予市。この地で生産される「伊予生糸」は白い椿のような光沢と柔らかな風合いが特長で、伊勢神宮や皇室にも御料糸として納めるなど高く評価されてきました。
2016 年に設立した㈱リバースプロジェクトトレーディング(河合崇代表取締役)は、西予市及び隣接する大洲市産の繭を活用したヘアケア・ボディケアブランド「SILMORE(シルモア)」を展開しています。
日本は長らく世界一の生糸生産国でしたが、海外の安価なシルク製品や化学繊維の普及、養蚕農家の高齢化、後継者不足などによりこの四半世紀で95% も生産が激減し、存続の危機に直面しています。
国内養蚕業の復活を目指し、シルクの新たな用途を検討していく中で、シルクの製糸過程で生じた副産物を活用した商品開発、ブランディング、販路開拓を行う「愛媛シルクプロジェクト」を立ち上げました。
このプロジェクトから生まれたブランドが「SILMORE」です。「SILMORE」は「SILK+MORE」という意味を込めたブランドで、現在までに、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、ハンドクリームなどが商品化されています。各商品には生糸の副産物から抽出した「シルクフィブロイン」を配合しています。人体を構成する20 種類のアミノ酸のうち18 種類がシルクフィブロインにも含まれており、人間の髪や肌に馴染みやすく保湿効果も高い優れた成分です。
(独)中小機構四国では「地域新商品・新サービス開発支援」にて「SILMORE」商品の販路開拓などを応援しています。
日本の伝統あるシルク産業を現代風に置き換え未来に向けた新たな産業の創出に取組む同社のチャレンジを今後も注目していきたいと思います。

(独)中小機構 四国本部シニア新事業支援マネージャー 越智 豊

中小企業診断士。中小企業の新事業展開、経営革新などの支援に携わる。

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