行政・業界動向

ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020グランプリ発表

「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」(主催:経済産業省)が1月27日、都内で開催された。アイデアコンテスト部門はファイナリスト4名、ビジネスコンテスト部門はファイナリスト5社がプレゼンテーションし、アイデアコンテストのグランプリにカイテク(株)、ビジネスコンテストのグランプリにCI Inc.が選ばれた。

同コンテストは、次世代のヘルスケア産業の担い手を発掘・育成するため、新たなビジネス創造にチャレンジする企業を表彰するもので、今回152のサポート団体が参加した。

カイテク(株)は、介護ワークシェアリングアプリ「カイスケ」を開発。有資格者の介護ワーカー限定で登録することができ、WEB上で介護の仕事を探し、1日から数時間単位で働くことができる。人材不足が深刻な介護の現場に、より多くの人の参加が可能となるサービスだ。CI Inc.は、病児保育プラットフォーム「あずかるこちゃん」のサービス提供を行う。近くの空いている病児保育室をLINEアプリで簡単に予約できるネット予約サービスで、予約の際は第一希望と第二希望の複数施設を予約できるのが特徴。現在5施設で実証実験を実施しており、最終的には保育園と連携して日中に発熱した園児などを、保護者を呼ぶことなく施設に送迎するようなサービスを計画している。

グランプリを受賞したカイテク 代表取締役の武藤高史氏(写真左)、CI Inc. 代表取締役の園田正樹氏(写真右)

 

経済産業省を中心としてヘルスケアやライフサイエンス分野のベンチャーエコシステムの構築を目指す取り組みを実施しており、昨年7月にはヘルスケア分野のベンチャー企業等に対するワンストップ相談窓口「Healthcare Innovation Hub」(通称:InnoHub)を開設。現在サポーター団体として地域の自治体や企業など119団体(2月19日時点)が登録している。

 

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